ChatGPTなどの生成AIを、何に使っていますか?

ブログの下書き、デザインのラフ、夕飯の献立。

いろいろな使い方がありますが、共通する目的は「時短」ではないでしょうか。

この回では、AIで空いた時間の使い方と、これからの10年に必要になりそうなスキルについて、私の考えを書きます。

AI時代の働き方を考えている方は、ぜひ読んで下さい!


使い道に共通するのは「時短」

みなさんは、ChatGPTなどの生成AIを、どんな場面で使っていますか。

ブログ記事の下書き、Kindle書籍の構成づくり、デザインのラフ案、マーケティングのアイデア、夕飯の献立など、いろいろあるでしょう。

でも、実はこれらには、共通の目的があります。

それは「時短」です。

  • ブログ記事の下書き:ゼロから書くより、執筆時間が短縮される
  • Kindle書籍の構成:出版までの期間が短くなる
  • デザインのラフ案:資料を探す時間が減る
  • マーケティングのアイデア:リサーチの時間が減る
  • 夕飯の献立:献立を考える時間が減る

イラストが描けない方が、画像生成AIでAI絵本を作るなど、足りないスキルを補うメリットもあります。

でも、多くの場合、目的は時間短縮です。


浮いた時間で、新しい仕事を作る

AIが得意な仕事はある程度AIに任せ、人間は空いた時間で新しい仕事を生み出すのがよいと思います。

以前から、いつかはやらなければと思いつつ、人手不足で手が回らなかった仕事を、新しく生み出すのです。

AIの進歩で5,000万人分の仕事が消えても、新たに6,000万人分の仕事が生まれれば、仕事の総数は増えます。

ただし、安定志向が強く、現状維持を好む傾向のある日本人の気質は、大きく変える必要があります。

この文章を読んでいる方の8〜9割は、企業や国、自治体に雇われている会社員や公務員ではないでしょうか。

雇われて働くこと自体を否定したいのではありません。

私も将来、会社を設立したら、社員を雇うかもしれませんから、会社員として働いてくれる方は必要です。


起業しやすくなった日本

ここ数年で、日本は起業しやすい環境になりました。

2024年3月からは、保証料を上乗せする代わりに、経営者保証なし(いざというとき、経営者個人が会社の借金を返済しなくてもよい)で信用保証つき融資を受けられる制度が始まりました。

フリーランスを支えるサービスも増えました。

起業までは踏み出さなくても、会社員のまま副業で稼ぐ方も増えています。

これからは、生成AIにビジネスのアイデアを出してもらい、人間がそれをブラッシュアップして、事業を行う時代になるかもしれません。

2024年の時点で、生成AIを使った副業はかなり盛んです。

AI絵本のように、稼ぎにくくなったものもありますが、工夫次第で、仕事の幅は広げられます。

私はYouTubeチャンネルを運営していて、動画編集をいかに効率化するかが課題です。

直近の目標は、Premiereのテロップ自動生成を使いこなすことです。


AIの活用はお金だけではない

AIの活用は、お金を稼ぐためだけのものではありません。

夕飯の献立や、休日の過ごし方を提案してもらうのも、立派な活用です。

人間には、AIには真似できない感情や個性があります。

AIの強みは、人間がどうやっても追いつけない記憶力(情報量)です。

人間とAIそれぞれの強みと弱みを組み合わせて、成長していける未来が楽しみです。

今後、AIが社会に大きな影響を及ぼすのは確実なので、今のうちからAIの情報を集めておきましょう。


生成AIの3つの特徴

ここからは、これからの生成AI時代に必要なスキルについて、私の考えを整理します。

あくまで私の考えです。

本題の前に、生成AIの特徴をまとめておきます。

  • アウトプットが超高速:電子書籍のタイトルを考えるときも、「◯◯についての本を出すので、タイトルを考えてください」と送るだけで、アイデアが瞬時に出る。画像、動画、音声を生成するAIも増えて、利用の幅が広がっている
  • 日々進化している:2023年から、生成AI業界はどんどん盛り上がり、精度が上がっている。いずれ、一発で人間レベルのアウトプットが出る日が来るかもしれない
  • 2024年時点では、人間の求めるレベルの成果物は出せない:シンプルなプロンプトだけで、人間が一発でOKを出すレベルの作品が出せるAIはない。ただ、時間の問題で、10年後には完璧なアウトプットが出るかもしれない

そうなると、人間にしかできない仕事と、生成AIの出力を最終チェックする仕事だけが残る時代になるかもしれません。

人件費の重みを考えれば、多くの経営者は、従業員を減らす方向に動くでしょう。


今後10年に求められるスキル

AIが人間の仕事を完全にこなせるようになるまでには、少なくとも10年はかかると思っています(あくまで私の考えです)。

ただ、仕事でのAI活用の割合は、確実に増えます。

私の結論は、「AIが出した不完全なデータを、完成品に仕上げる力が求められる」です。

私が実務経験のある3つの業界を例にします。


コールセンターでは、日々の問い合わせの応対履歴が蓄積されるので、データを分析してFAQを作れば、対応時間を減らせます。

これまで手動でFAQを作っていたところが多いですが、これからはAIが一定のレベルまでまとめてくれるでしょう。

FAQやトークスクリプトを常にアップデートし続けられる人が重宝されます。

クレーム対応やスタッフ管理をしているマネージャーが行うのが望ましいですが、難しければ、データ分析だけを外注する方法もあります。


ライティングについては、私も2019年から仕事にしていて、最近は一部をChatGPTに任せています。

最終的なアウトプットは、必ず自分で確認します。

頼んでいるのは、2つです。

1つ目は、タイトルの案出しです。

1つのプロンプトで10個以上の案を出してもらい、気に入ったものを少しブラッシュアップします。

本のタイトル案も、ChatGPTに考えてもらいました。

2つ目は、まとめ文の作成です。

記事の最後のまとめ文は、意外と書くのが面倒。

これまでの文章をコピペして、次のように頼みます。


記事のまとめ文を作成したいです。


上の文章を、◯文字ほどに要約してください。


前後の流れがなめらかにつながる文章にしてください。


最後の1文(「なめらかで前後のつながりがある文章に」)を入れないと、不自然な文章になるので注意して下さい。

デザインでは、画像生成AIにラフを出してもらい、そこから着想を得て、完成形を目指します。


ブラッシュアップのスキルだけでは足りない

これからの10年は、生成AIの出力を磨き上げ、最終的な成果物にする力が求められます。

ライティングなら、構成の見直しや誤字脱字の確認です。

グラフィックデザインなら、背景の整えや、イラストの手直しです。

音楽なら、音程や曲調の調整。

AIが仕上げきれない細かな調整ができる人が必要になります。

ただし、仕上げの力だけでは活躍できません。

土台となる仕事のスキルがあり、そのうえで磨き上げる力があって、はじめて生きてくるのです。

AIで業務の一部を効率化できる職種の方は、AIの勉強に加えて、本業の基礎スキルを磨くことも忘れないでください。

今後、AIに置き換わる仕事が増えても、人間にしかできない仕事が必ず生まれるでしょう。

経営者の方々には、AIで生産性を上げたうえで、人間にしかできない仕事を積極的に開拓してほしいところです。

できれば、週休2日・残業ありの働き方から、週休3日・残業なしの雇用形態へと、広げていってほしいと思っています。

昭和型の働き方を続けている会社は、そろそろ考えを改めてほしいです。