リボを完済したら、その次は何をすればいいのでしょうか。

私は完済後、資産が減る方向に戻らないよう、お金の置き場所を見直しました。

この回では、定番の投資2つと、現金の持ち方、口座の選び方を紹介します。

完済が見えてきた方は、ぜひ読んで下さい!


定番の投資は2つだけ

本書の目的はリボ元金の完済ですが、完済後はぜひ資産運用を始めてほしいと思い、触れておきます。

「定番」の投資は、次の2つです。


1つは、利回り3%以上の株式に投資する高配当株投資です。

もう1つは、特定の指数に連動するインデックス投資です。


FXやソーシャルレンディングなどもありますが、この2つ以外はおすすめしません。

あえて「定番」と呼ぶのは、怪しい投資に手を出してほしくないからです。

この2つなら、初心者でもきちんと勉強すれば、資産を増やせます。

くわしい説明は省きますが、苦手意識があるなら、インデックス投資から始めて下さい。


銀行の利息ではもう増えない

ご存知のとおり、銀行の定期預金ではほぼ増えません。

1990年前後には、利息が5〜6%の時代もありました。

本音を言えば、銀行の利息が2〜3%あるなら、私は株式をしていません。

定番の資産運用は、リボの真逆です。

リボは資産をマイナス方向に加速させ、定番の運用はプラス方向に動かしてくれます。


私が最初に始めたのは、インデックス投資です。

複数の銘柄に広く投資する方法で、100円から積立ができ、特定の銘柄に集中しないので、平均的なリターンを得られます。

積み立てを続け、2020年2月に10万円ほどになった時点で解約しました。

引越し費用にするためです。

約1万円のプラスで、そのあとのコロナ暴落の前に売却できたので、利益を出せました。

引越し後、またインデックス投資を始め、今はNISAに切り替えて、高配当株をコツコツ買っています(NISAは2024年1月から新NISAに変わっています)。

1株単位で買えるので、貯金のような感覚で買い増しています。

年1〜2回の配当が目的なので、株価が下がっても気にせず、むしろ買い増しのチャンスだと思っています。


これまでの利益は、次のとおりです。

  • インデックス投資は約3万円の利益です。20万円ほどを2〜3年運用し、含み益が大きいときに2回売りました。ファンドは楽天VTとeMAXISシリーズです
  • 高配当株投資も約3万円の利益です。現在は40万円弱を運用中で、金融・メーカー・不動産などの銘柄を持ち続け、配当をメインの収入にしています

不況での暴落もあり得るので、確実に稼げるわけではありません。

ただ、長期で運用していて、今は8%くらいの含み益です。


リボウンドを避ける

リボウンドとは、いったん完済したのに、またリボに陥る現象です。

リボとリバウンドを合わせた、私の造語です。

せっかく完済したのに、リボの生活に戻るのは絶対にNGです。

資産がプラス方向に行くほど、避けられる可能性が高くなります。

預金だけでは、資産はなかなか育ちません。

だから、定番の運用が必要なのです。

もちろん投資にはリスクがあります。

それが嫌なら、貯金のほうが向いているかもしれません。


現金で持つ額と、返済・運用の優先順位

運用を始めると、手持ちの現金をすべて投資したくなるかもしれません。

ただ、株価は動くので、生活防衛資金として、多くても300万円ほどの現金は手元に置いておきましょう。

次のようなイベントを控えているなら、その分も現金で持ちます。

  • マイホーム購入、相続
  • 進学、出産、結婚
  • 車の購入

リボ返済と運用は、どちらが先でしょうか。

答えは、間違いなくリボ返済です。

リボの利息のほうが、運用の利回りよりも高いからです。

ただし貯金は、いざというときにリボに頼らなくて済むよう、100万円までは生活防衛資金として確保しておきましょう。


貯金でもペイオフに注意

どうしても株式をやりたくない方は、銀行預金で構いません。

ただし、ペイオフには備えて下さい。

銀行が破綻したとき、保護されるのは預金1,000万円までで、それを超える分は戻りません。

対策は2つです。


1つ目は、合併しそうにない複数の銀行(たとえば都市銀行と信用金庫)に預け分けることです。

合併されると、1,000万円までの保護に戻ってしまいます(1年間の特例措置はあります)。

2つ目は、決済用預金(利息がつかない預金)に変えることです。

銀行が破綻しても全額が保護され、通帳やキャッシュカードも使えます。

デメリットは、利息がつかないことです。

1,000万円預けても年に100円です……というのは冗談ですが、ほぼゼロです。

わずかな利息にこだわるより、決済用預金で備えるほうが安心だと思います。


貯蓄用の口座を作るとき

近ごろは、口座を作るのも手間がかかります。

私も、法人設立用の資金の貯蓄用に、ある金融機関で口座を作ろうとしたら、詳しく聞かれて1時間もかかりました。

すでに口座を複数お持ちなら、給与振込用や引き落とし用とは別に、貯蓄用の口座を設定して下さい。

入金手数料がかからない口座にします。


おすすめは、原稿の執筆時(2023年2月ごろ)には次のとおりでした。

ATM手数料の無料条件はその後変わっている可能性があるので、2026年10月時点の条件は各行の公式サイトで確認して下さい。

  • ゆうちょ銀行:ATM手数料無料
  • JA:セブン銀行で、平日の日中と土曜14時までATM手数料無料
  • 三菱UFJ銀行:平日・土日祝ともUFJのATM手数料無料