Kindle出版を始めたいけれど、今から参入して稼げるのか不安になっていませんか?

私も、最初は同じ疑問を持っていました。

この回では、出版が仕事につながった私の経験と、影響力がなくても進められる道筋を紹介します。

これから出版する方は、ぜひ読んで下さい。


出版は仕事の入り口にもなる

Kindle出版に挑戦する方の多くは、印税が目当てだと思います。

確かに印税は魅力です。

ですが、私がここで伝えたい魅力は、印税ではありません。

出版が、仕事の依頼につながることがある、という点です。


私が個人事業主のフリーランスとして開業したのは、2020年です。

ただ、事業収入だけでは暮らせず、アルバイトや派遣の仕事と掛け持ちしていました。

状況が変わったのは2024年3月以降で、それ以来、働きに出ていません。

出版した本をきっかけに、継続的な仕事を受注できたからです。

2023年11月に、ChatGPTの本を出版しました。

この本は今、総合ランキング2万位前後ですが、出版当初はカテゴリーランキング1位でした。

AI関係の仕事に応募したとき、この本をポートフォリオ代わりに面接の担当者に見せたところ、AI関係の仕事を継続してもらえるようになりました。

具体的な収入額は伏せますが、アルバイトや派遣として勤務しなくても、完全在宅で仕事ができる状態です。

出版していなければ、サラリーマンの副業と変わらない収入が続いていたでしょう。

仕事の幅を広げる視点で、出版を考えてみて下さい。


印税を配当金に置き換えて考える

印税も、出版する立派な理由の一つです。

本を出している限り、入ってくる可能性があります。

最近は新NISAの影響で、配当金のある投資をする方が増えています。

高配当株投資では、年に4%ほどの配当金が得られ、100万円を投資していれば年間4万円です。

Kindle出版に本気で取り組めば、月1万円以上の印税は十分狙えます。

月1万円なら、年間12万円です。

年12万円の配当を得るには、利回り4%で300万円の元手が要ります。

普通のサラリーマンが300万円を投資に回すには、超節約家を除いて、少なくとも5年はかかるでしょう。

つまり、出版をがんばれば、300万円を投資したのと同じくらいの収益が見込めるのです。

私はゼロから始め、印税が月1万円に届くまで半年ほどかかりました。

今では、毎月数万円の印税があります。


「今から参入して稼げるのか」への答え

Kindle出版を始めたのは2022年です。

2023年7月からはやり方を大きく変え、印税は少しずつ伸びています。

「今から参入して稼げるのか」という疑問への答えは、「不可能ではないが、戦略が必須」です。

出版する方は年々増えていて、レッドオーシャン化しているのは確かです。

それでも、戦略を立てて愚直に動けば、印税は増えます。

初月の印税は、私も3桁でした。

それが今では、4ヶ月以上続けて5桁を保ち、毎月じわじわと増えています。

ここで扱うのは、影響力のない方向けの戦略です。

影響力とは、簡単に言えばフォロワー数のことで、XやInstagramのフォロワー、YouTubeの登録者が1万人以上いるなら、別の戦略になります。


必要なのは継続・交流・改善・断捨離の力

出版の成果、特に印税は、すぐには出ません。

1年は結果が出なくても続ける、という覚悟が要ります。

少なくとも最初の3ヶ月は、ほとんど結果が出ないと思っておきましょう。

ペースは生活で変わりますが、最低でも2ヶ月に1冊は出したいところです。

2ヶ月以上空くと、出版自体をやめてしまう可能性が高くなります。

1冊だけ出してやめる方も多いので、最低でも5〜10冊は出す意識を持って下さい。


交流力も大切です。

影響力がないなら、他のKindle作家との交流を大事にしましょう。

最初に本を読んでくれるのは、知り合いの作家であることが多いからです。

私もデビューのとき、多くの作家に読んでもらいました。

そのお返しに、今は自分も他の作家の本を積極的に読み、レビューしています。

情報交換にも役立ちます。

影響力がない方が、単独で成功するのは難しいです。

先にギブする姿勢を忘れないようにして下さい。


そして、改善力と断捨離力です。

Kindle出版は、出版後も何度でも再出版できます。

タイトルの大幅な変更はできませんが、この特性を活かしていない方が多すぎます。

私が成果を出せているのは、常に書籍を改善しているからだと考えています。

もう一つが断捨離力です。

何冊も出すと、売れる本と売れない本がはっきり分かれます。

売れない本を出し続けても、メリットはありません。

「せっかく書いたのに」という気持ちはよく分かりますが、思い切って出版停止にしたほうがいいです。


我流はNG、まずこの順番で

自分のスタイルができるまでは、次の流れで進めて下さい。

  • まず1冊の本を出す
  • 2〜5冊目は、需要がありそうなジャンルを調べてから出す
  • 6冊目以降は、売れたジャンルの関連書を中心にする
  • 10冊に達したら、最も印税の高い本に内容を加筆する
  • 同じジャンルのまとめ本を出す

いきなり我流で進めるのは、絶対にNGです。

少なくとも印税が5桁の前半に届くまでは、この流れを守りたいところです。

成功するには、最初の1冊を出さなければいけません。

ジャンルにこだわりすぎて諦めるのはもったいないので、1冊目は書きたいと思うものを出しましょう。

需要のないジャンルでも、表紙が素人っぽくても、あとから直せます。

1冊出せば、もうKindle出版の経験者でありプロの作家です。

ここからプロとして、リサーチを始めます。

方法の一つは、ランキング上位の本のカテゴリーを調べることです。

総合より、カテゴリー別で見ます。

総合ランキング100位以内は至難の業で、私の最高記録でも900位くらいです。

しかし、カテゴリーをしっかり選べば、カテゴリー別のベストセラーを取れます。

私もそうして取りました。


まとめ本という選択肢

まとめ本とは、これまでに出した複数の本の内容を1冊にまとめた本です。

いちばんのおすすめは、シリーズものを1冊にまとめることです。

私は、3冊のChatGPTの本を1冊にまとめました。

ページ数は1,600ページ以上になりましたが、リフロー型なので、サクサク読めます。

新しいネタを考えなくても出せるのが利点です。

紹介文には、まとめ本であることをはっきり書きます。

たとえば、元になった3冊と、2023年10月までに加筆した内容を収録し、リフロー型で再編集した、という旨と、元の本の名前を載せます。

元の本を書いておけば、読者が二重に購入するリスクを避けられます。


読者も時間が無限にあるわけではなく、過去の本を全部読んでくれる方はめったにいません。

日本人の年間平均読書数は約12冊とされています。

私はレビュー企画のために月に10冊前後読んでいますが、それでも1冊を読み切るにはかなりのエネルギーが要ります。

まとめ本なら、読者は1冊だけ読めばよく、タイパもコスパも良いです。

作家側も、ページ数が増えて印税が稼げます。

やっている方が少ない手法ですが、おすすめできます。

実際、まとめ本は出版して1週間でも、多くの方に読んでもらえました。