本を出したら、それで終わりにしていませんか?

私は、出版後にコンテンツを足し続けて、印税が約2倍になりました。

この回では、その方法と、2024年に変わったアップデートの仕組みを紹介します。

売れた本をさらに伸ばしたい方は、ぜひ読んで下さい。


本数を増やすやり方の限界

私は2022年に初めて本を出してから、2023年3月ごろまで、とにかく本の数を増やすことに力を入れていました。

その結果、質の低い本が量産され、印税は頭打ちになりました。

きっかけは、2023年3月に参加したKindle出版のセミナーでした。

これをきっかけに、低クオリティの本を量産するスタイルを大きく変えました。

2023年3月以降は、読者が満足できる本づくりを目指して、コンテンツにこだわっています。


売れる本を伸ばす方法はひとつ

売れている本を伸ばす方法は、たった一つです。

売れている本を、コツコツアップデートして、ページ数を増やしていくことです。

多くの方が出している本のページ数は、100〜400ページくらいだと思います。

それだけあれば十分です。

ただ、ページ数を増やせれば、読者の満足度も収益も上がります。

私が2022年5月末に出した本は、出版当初は141ページでした。

2023年8月からコツコツ追加した結果、2024年2月2日現在は641ページになりました。

約4.5倍です。

印税は、追加する前の約2倍になりました。

出版から2年近く経ちますが、ランキングが大きく下がることもありませんでした。

本を出すまでは、みんな必死にがんばります。

しかし、出版後のメンテナンスをしている方は、ほとんどいません。

私のように、出版後もコンテンツを更新し続ける方は、かなり珍しいでしょう。


再出版でページを増やすと印税が増える計算

Kindle書籍は、何度でも再出版できます。

再出版というと、誤字脱字の修正を思い浮かべる方もいるでしょう。

誤字脱字はもちろんNGですが、それ以外にも、再出版でできることがあります。

一番売れている本が100ページあるとします。

この本を本Aと呼びます。

本Aの既読KENPから得られる印税は、1人あたり、100ページ分が上限です。

既読KENPとは、KindleUnlimitedの加入者が読み放題対象の本を読んだとき、著者に支払われる印税のことです。

1ページあたり約0.4円が入るので、100ページなら約40円です。

では、本Aを500ページに増やしたらどうなるか。

全員が最後まで読むとは限らず、途中で離脱されれば、読まれたページ分だけの印税になります。

それでも、100ページの本を500ページにすれば、101ページ以降も読む方が出ます。

ページを増やすほど、入ってくる印税も増えます。


2024年から変わったアップデートの仕組み

2023年までは、一度購入した本や、読み放題に登録した本は、カスタマーサービスに連絡しないと更新されませんでした。

2024年からは、本を一度端末から削除して再インストールすれば、更新データを取得できるようになりました。

いちいち問い合わせをする必要がなくなり、Amazonにとっても、作家にとっても、読者にとっても便利になった、まさに神アップデートです。

つまり、出版後に本をアップデートするデメリットは、ほとんどなくなりました。

デメリットといえば、しおりやマーカーの機能が消えてしまうことくらいです。


更新するときの考え方

出版を伸ばしたいなら、売れた本を少しずつ伸ばす意識が大切です。

たとえば、新NISAの本がよく読まれ、ランキングも一定の位置を保っているなら、どんどんコンテンツを足していきます。

新NISAの情報は日々新しく出るので、最新情報をコツコツ足せば、読者満足度が上がります。

2024年1月に出した本なら、2月以降の最新情報を追加していきましょう。

売れた本を伸ばせば、自然とページ数も増えます。

1,000ページほどまでは、ページ数に比例して印税も増える傾向があります。

私の本の最高ページ数は、1,400ページ(KENP)を超えましたが、それでも全体的に印税は増加傾向です。

読まれている本にページを足して、印税が下がったことは、ほぼありません。

更新したときは、書籍紹介文のトップにその旨を書いておきたいです。

あらかじめ、書籍の中に、出版後もアップデートを行うと明記しておくと安心です。


ページ数の上限と目安

Kindle書籍は、ファイルが650MB以内なら、ページ数の制限はありません。

ただし、読み放題のKENPは、1冊1人につき3,000ページが限度です。

3,000ページの本を出す方は、ほとんどいません。

私の本で最もページ数が多いものは、1,000ページくらいです。

一般的には、400ページほどで十分でしょう。

実際、多くの方は150ページ以下の本を出しています。

レビュー企画をやった体感では、200ページ以上の本を出しておくと、読者満足度も高くなります。


出版冊数が少ない場合や、テーマがバラバラな場合は、どうするか。

答えは、累計印税が上位3位の本に、内容をどんどん足していくことです。

やってみると、1〜2週間ほどで効果が出ます。


3ヶ月で印税が3倍になった施策

私は、適当に本を量産しても印税は増えない、と痛感しました。

それどころか、下がりました。

そこで、考え抜いて、次の3つを実践しました。

まったく読まれていない本を出版停止にする、売れている本にページを追加する、他の作家の本を誰よりもレビューする、の3つです。

出版停止にしたのは、全体の50%にあたる40冊でした。

読まれていない本なので、印税が減ることはありませんでした。

この3つを実践して、9月の印税は6月の3倍になりました。

優先度は、売れている本へのページ追加、出版停止、レビューの順です。

ただ、昨年の最高金額にはまだ届いていません。

今月は超えられるよう、頑張ります。