GPT-4に切り替えると、何が変わるのでしょうか?

私が最初に試したプロンプトは、すべてGPT-3.5で作ったものでした。

この回では、GPT-4で作り直して分かった3つの便利さを紹介します。

課金するか迷っている方は、ぜひ読んで下さい!


同じプロンプトをGPT-4で試す

原稿を書いた2024年2月ごろの、当時のモデル(GPT-3.5とGPT-4)での比較です。

最近はGPT-4がぐっと賢くなったので、同じプロンプトで結果が変わるのかを確かめました。

使ったのは、「ターゲット顧客の思考」を聞くプロンプトです。

Kindle出版をしている30代の会社員が、出版サポートを検討するとき、何を考えるのか。

その10個を出してもらいます。

GPT-4では、通常(Web検索なし)と、Browse with Bing(ネット検索あり)の2通りで試しました。


Web検索なしだと

英語で出てきた回答を、日本語にしました。

設定は、資産運用(NISA)のジャンルで、目標は毎月5万円のロイヤリティです。

  • 費用対効果:サービスの料金が、売上の増加で回収できるか
  • ジャンルの専門知識:資産運用の分野で実績があるか
  • マーケティングと販促:NISAや資産運用に関心のある読者へ届く計画があるか
  • サービスの質:編集、表紙デザイン、レイアウト、ゴーストライティングなどで、本の質が上がるか
  • 時間の負担:フルタイムの仕事と家庭の合間に、どれだけ時間を割けるか。作業が増えないこと
  • 評判とレビュー:ほかの著者の評価、特に同じジャンルでの好意的な声
  • 販売経路の広がり:Kindle以外のプラットフォームにも出せるか
  • 柔軟さ:希望と予算に合うパッケージがあるか
  • 報告と分析:売上や読者の反応を、詳しく受け取れるか
  • 長期のサポート:長い付き合いに前向きか

少し直訳っぽい部分は気になりますが、かなり詳しい答えでした。

精度の高い翻訳ツールを通せば、もっと良いアウトプットになるでしょう。


ネット検索ありだと

こちらも10個の観点が出ました。

費用対効果、ジャンルの専門知識、マーケティング、販売経路、評判と実績、時間の負担、編集サービス、表紙デザインとレイアウト、権利とロイヤリティ、長期的なパートナーシップの可能性です。

検索なしと比べると、違いが3つありました。

1つ目は、編集・校正サービスと、表紙デザイン・レイアウトが、別々の項目になっていること。

2つ目は、出版サービスが、自分の権利や受け取る印税にどう影響するか、という観点が入っていること。

3つ目は、会社員で親でもあるので時間が限られており、最小限の手間で動くサービスが必要、というペルソナへの具体的な言及があることです。

検索ありのほうが、分かりやすい結果になりました。

GPT-4が使える方は、Browse with Bingも試して下さい。


便利さその2:原稿の誤字脱字を表にしてもらう

ここからは、ChatGPT Plusで使える便利な機能を2つ紹介します。

1つ目は、Kindle出版をしている方に、特におすすめの機能です。

以前に出したリフロー型書籍の原稿をアップロードして、誤字脱字がないかを調べてもらいました。

Wordの校正機能だけでは直せない箇所も、指摘してもらえます。

Kindle出版をすれば、半年以内に、20ドル以上の印税で元が取れますよ。

使ったプロンプトは、次のとおりです。


このデータの誤字脱字をチェックしてください。

表現が不適切なものや、漢字の変換ミスも指摘してください。


【出力】表にする。

ヘッダーは、ページ数/行数/誤っている箇所/誤りを修正したもの/備考


修正案が、表になって出てきました。

使い方は簡単です。

ChatGPT-4のモードにして、入力欄のクリップのアイコンから原稿ファイルをアップロードし、このプロンプトを入れるだけ。

これからKindle出版で稼ぎたい方には、必須の機能だと思います。


便利さその3:CanvaのGPTsでロゴ案

Kindle出版をしている方の多くは、Canvaを使ったことがあるはずです。

私は、Canvaなしでは生活できなくなって、有料プランに入っています。

GPTsにCanvaが追加されたので、さっそく使ってみました。

Canvaで使える画像を作ってくれるので、とても便利です。

ただし、CanvaのGPTsもカスタムGPTsの1つで、OpenAIは、カスタムGPTsを2026年12月に終了する予定と案内しています。


お題は、出版社を立ち上げたと仮定した「神内出版」のロゴです(日本語プロンプトだけで試しました)。

会社の特徴は、個人作家の電子書籍出版を支えていること、法人の集客向け書籍を多数出していること、AIに特化した書籍を出していることです。

出てきたデザインは5つ。

個人作家の支援を象徴するもの、法人向けの洗練されたもの、AI特化の書籍を表すもの、モダンでAIを前面に出したもの、作家の個性を強調したものでした。

Canvaならではの強みは、生成された画像をクリックすると、そのままCanvaの編集画面に移れることです。

ロゴのパーツも編集できます。

おそらく、Canvaの素材データベースから、ふさわしい組み合わせを選んでいるのでしょう。

そのままロゴとして使うには、少し物足りません。

でも、案出しとしては十分に役立ちます。

グラフィックデザイナーの方も、一度試して下さい。