日本の会社が作ったAIなら、日本語に強くて安心、と思っていませんか?

この回では、AIライティングツールのCatchyを実際に使った感想と、ロゴを作るGPTs「Logo Creator」の使い方を紹介します。

AIツールの選び方で迷っている方は、ぜひ読んで下さい!


Catchyの紹介

AIライティングアシスタントのCatchy(キャッチー)は、日本の企業が提供しているサービスです。

国産のAIなので、日本語への対応は万全です。

2022年のクリスマス期間は、無料で無制限に使えたため、あれこれ試しました。

今は、無料のクレジットをたまに使う程度で、ChatGPTをメインにしています。

なお、Catchyは2026年6月時点の評価サイトにも載っていて、サービスは続いています。

ただ、料金や使える回数は、原稿を書いた2024年ごろから変わっている可能性があるので、公式で確かめて下さい。


良いところ

- 日本語で使える:管理画面もすべて日本語なので、安心して質問できます


- 生成ツールが多い:文章のリライトやキャッチコピーの作成など、目的別のツールがそろっています。

自分でプロンプトを考えなくても文章ができるのは、便利です


日本初のサービスなので、もっと良いところを紹介したいんです。

でも、クリスマスの無料期間にフルで使ってみて、ヘビーに使う気にはなれませんでした。


気になったところ

いちばんのデメリットは、費用です。

公式サイトには、スタータープランは3,300円(税込)と載っています。

ただ、スタータープランはクレジットに制限があり、無制限では使えません。

結局、まともに使うにはプロプランが必要になります。

  • スタータープラン(利用制限あり):月額3,300円〜
  • プロプラン(制限なし):月額10,780円

毎月1万円以上の課金です。

その金額を出すなら、ChatGPTに課金するほうが、はるかに有意義でしょう。


次に、精度が低いことです。

2022年12月に出力させた「Kindle出版の説明」の文章は、「Kindleで出版すれば、より多くの世界中の読者に届くので」「さらに」が何度も繰り返され、ひと昔前の機械翻訳を思わせました。

さらに、プロンプトを自分で指定できません。

Catchyは、決まった生成ツールから文章を作る仕組みです。

ChatGPTのように、自由に頼むことができないので、精度が上がりにくいのです。

文章の精度が低い原因のうち、9割以上はプロンプトにあります。

日本のAIサービスなので、精度も使い勝手も、もっとよくなってほしいと思っています。


同じ質問で、ChatGPTと比べる

共通のプロンプトは、「30歳の男性サラリーマンが、40歳までに資産5000万円にしてFIREするプロセス」です。

これを、生成ツール【記事の本文】に入れました。

返ってきたのは、「収入の最大化」「支出の見直し」「投資の選択と学習」「自己成長と創業の機会探し」という4点を、本人の体験談のように語る文章でした。

書いてあること自体は、ほぼ正しいと思います。

ただ、Perplexity AIと同じく、具体的な方法までは書かれていません。

プロンプトの知識がある私からすると、決まったツールの範囲でしか動かせないのは、ものすごく不便です。


同じプロンプトをChatGPTに入れると、7つの答えが出ました。

貯金を増やす(収入の一定割合、たとえば30%を貯金に回し、ボーナスも貯金に充てる)、投資を始める(長期の視点で、リスク許容度に合った分散投資)、収入を増やす(昇進、副業、パートタイム)、支出を見直す、ファイナンシャルプランを立てる(退職後の生活費を見積もり、必要な資産を計算する)、モニタリングと調整、積極的な学習です。

ほかのAIより、分かりやすい文章だと思いませんか。

しかも、プロンプトにまったく工夫を加えていない段階で、この精度です。

もっと練ったらどうなるかは、ぜひご自身で試して下さい。

無料のGPT-3.5でも、このくらいはできます。

有料のGPT-4なら、さらに精度が上がります。

この比較は、原稿を書いた2024年ごろの、当時のモデルでの結果です。


ロゴを作るGPTs「Logo Creator」

次は、ロゴを作ってくれるGPTs、「Logo Creator」を試しました。

最初に言っておくと、画像生成AIは、「参考資料を出してもらうもの」と考えて下さい。

Logo Creatorも、終了予定のGPTsの1つです。

ロゴ案を作るなら、いまはChatGPTの画像生成に直接頼む方法もあります。

AIに、完璧なロゴを期待してはいけません。

何枚か出してもらい、良さそうなものをベースに、自分で仕上げる。

この考え方が大切です。

私は、AIの本を何冊も出して、さまざまなAIを使ってきましたが、100%AIだけで作ったアウトプットには、満足できませんでした。


題材は、私がいずれ手がけたいと考えている、AIサービス代理店のロゴです。

プロンプトは、次のとおりです。


AIサービスの代理店を営む法人の代表です。

新規顧客を増やすため、サイトを作り直します。

サイトに使うロゴを3パターン作ってください。


条件:AIに不慣れな方でも想像しやすい/仕事の生産性が大きく上がる印象を与える/シンプルで洗練されている


4つの質問に答える

このGPTsは、いきなりロゴを出さず、4つの質問をしてきます。

  • ロゴの雰囲気(プレイフル、ニュートラル、シリアス、スキップ)。デフォルトはニュートラルで、私は「プレイフル」を選択
  • デザインのシンプルさ(1〜10。1が非常にシンプル、10が非常に詳細)。デフォルトは3で、私は5
  • カラーパレット(青と灰色、緑と黄色、赤と白、カスタム)。私は「水色と白」
  • ロゴの数(1つ、または一度に9つ)。私は9つ

結果は、水色と白を基調にした9種類のロゴでした。

ロゴっぽいものは出ましたが、予想どおり、そのまま使えるレベルではありません。

英語でも試しました。

プロンプトに社名(AI Agency)を足し、質問は同じ流れで、雰囲気はシリアス、シンプルさは3、色は赤と白、数は9つ。

こちらも9つのロゴが出ました。

日本語でも英語でも、ロゴのタッチはほぼ同じでした。

あくまで参考資料として使うレベルです。

ただ、形や配色から、アイデアが生まれることはあります。

うまく活用したいですね。