毎日の暮らしの中に、ChatGPTに任せられる場面は意外とたくさんあります。

この回では、献立、宿題、暗記表、要約、英語の練習という5つの場面を、実際のプロンプトで紹介します。

家事や子育ての合間に、少しでも楽をしたい方は、ぜひ読んで下さい!


使う前に知っておくこと

先に断っておくと、ChatGPTの答えは、必ずしも正確ではありません。

使うときは、自分で正しいかを確かめて下さい。

まったく同じプロンプトでも、毎回同じ答えが返るとは限りません。


今日の夕飯を決めてもらう

毎日の献立づくりは、主婦にとって悩みの種ですよね。

家族に好き嫌いがあると、なおさらです。

そこで、ChatGPTに任せてみました。

条件は、父・母・姉・弟の4人家族で、子どもは2人とも中学生、食べ盛りの子にしっかり食べさせたい、というものです。


4人家族の主婦です。

今日の夕飯の献立を考えてください。


【前提条件】4人家族(父・母・姉・弟)/子どもは2人とも中学生/食べ盛りの子どもが喜ぶ献立にしたい


夏の暑い時期でも食欲がわく、栄養バランスも考えた献立が出ました。

主菜はグリルチキンと夏野菜のサラダ、副菜は冷やし中華と冷製トマトスープ、主食は五目ご飯、デザートはメロンとブルーベリーのパフェです。

「今日の夕飯を考えて」の一言だけでも、一応の答えは返ってきます。

ただ、希望が反映されないので、的外れな献立になりやすいです。

条件は、具体的に伝えましょう。


宿題のサポートに使う

お子さんがいる方は、学校の宿題の手伝いも頼んでみて下さい。

あくまで補助であり、ChatGPTの答えを丸ごと提出するわけではありません。


僕は小学校5年生です。

算数の授業で分数の計算が始まりましたが、さっぱり分かりません。

どうすれば理解できるか教えてください。


【例題】1/3 + 3/5(分母が同じ計算はできますが、違うときの計算方法が分かりません)


算数が苦手な人でも分かるように、分かりやすく解説してください。


返ってきたのは、最小公倍数の15で通分して、5/15 + 9/15 = 14/15、と順を追った説明でした。

14/15は、これ以上約分できません。

ところが実は、ChatGPTは一度、「14/15を約分すると2/3になる」と誤った答えを出したのです。

おかしな箇所があったので、直すように頼みました。

ChatGPTの答えを信じ込んで、宿題を仕上げてはいけません。

勉強のサポートに使うのなら、学校の先生も、きっと何も言わないでしょう。

「参考にするのもNG」という学校があるなら、規制のしすぎだと思います。

ただ、ChatGPTに頼りきりになるのはダメだ、という考えには賛成です。


暗記用の表を作る

ChatGPTは、文章だけでなく表も作れます。

小5の女の子が、来週の社会のテストに向けて都道府県を覚えたい、という設定で作ってもらいました。


日本の都道府県を、すべて表にしてください。

表のタイトルは「都道府県名/ひらがな表記/県庁所在地/気候」にしてください。


教科書やワークに載っていない情報を知りたいときにも、役立ちます。

出てきたデータの正確さに不安があり、使いたくない場合は、調べたい情報が載っているサイトを紹介してもらいましょう。

以前は、メッセージ欄の下の「Web Access」をオンにするために、Chromeの拡張機能「WebChatGPT」が必要でした。

この拡張機能は、ChatGPTにWeb検索を足すものでしたが、いまのChatGPTは、無料版でも検索つきで答えます。

拡張機能がなくても調べられます。


長い文章を70文字に要約する

ChatGPTは、文章を作るだけでなく、要約もできます。

条件を詳しく指定するほど、精度も上がります。

ブログ記事やYouTubeの台本づくりにも役立ちます。


以下の文章を要約してください。

70文字以内で、中学生でも分かる文章にしてください。


【文章】毎月の収入は給料明細や報酬明細を見ればすぐ分かります。

ところが、毎月の支出を把握していないと、家計は赤字になりやすいものです。

私は20代のころ、月給の手取りが22万円ほどで、家賃3.6万円のワンルームマンションに住んでいました。

車は一時期持っていましたが、最終的に手放しました。


返ってきたのは、「収入は分かりやすいが、支出を見逃すと赤字に。20代で手取り22万円、家賃は3.6万円、車は持ったが手放しました。」

でした。

文字数の制限を守って、分かりやすくまとまっています。

そのまま使うのは難しくても、内容をつかむだけなら、十分な精度です。


英語のスピーキング練習用の英文を作る

英語のスピーキング練習にも、使えます。

発音の音声を分析することは、さすがにまだできませんが、練習用の英文は作ってもらえます。

ChatGPTには、音声で会話できる「音声モード」もあるので、発音の評価まで頼めるかは、最新の機能で確かめて下さい。

題材には、英検2級の二次試験を想定しました。


英語のスピーキングの練習がしたいです。

練習用の英文を作ってください。

テーマは、社会問題・環境問題・日本文化の中から選んでください。

80〜100語で、高校卒業から短大レベルの英文にしてください。


「Environmental Issues」(環境問題)をテーマにした英文が返ってきました。

気候変動、森林破壊、汚染がいま切迫した問題であること、個人と政府が協力して動くことが大切なこと、リサイクルや二酸化炭素の削減が、私たちにできる手段であることなどが書かれ、日本語訳もついています。

今後、AIが発展すれば、発音やイントネーションまで添削してくれるサービスも出てくるかもしれません。

英文ならいくらでも作れるので、英検やTOEICのスピーキング練習に、ぜひ活用して下さい。