ChatGPTが出した文章を、そのまま送っていませんか?
おすすめは、一度読んでから、自分の言葉で書き直すことです。
この回では、友達を旅行に誘う一通と、苦手科目の勉強法の相談という2つの例で、AIの文章を「素材」として使う考え方を紹介します。
AIの文章に違和感がある方は、ぜひ読んで下さい!
文章のエッセンスだけをもらう
ChatGPTの文章は、要素だけを使わせてもらう。
この考え方が大切です。
使い方の基本は、生成された文章を一度読んで、自分の言葉でもう一度書いてみることです。
友達を旅行に誘う
2023年にはコロナも5類に移行し、旅行に出かける方が増えたのではないでしょうか。
久々に友達と旅に出たいけれど、どう切り出そう。
そんな悩みは、ありますよね。
職業によっては、移動に制限がある友達もいるので、誘いにくいかもしれません。
今回は、20代の女性会社員が、大手企業で営業事務をしている友人(25歳・高校の同級生)を、北海道旅行に誘う文章を頼みました。
相手の職業を入れる項目があるので、お相手に合わせて作って下さい。
来月の3連休に、友達を北海道旅行へ誘いたいです。
コロナ明けで久しぶりの旅行になるので、どう誘えばよいか分かりません。
友達が行きたくなる文章を考えてください。
【文章について】仲のよい友達に送る口調で。
丁寧語とタメ口を半々に。
相手は仕事が忙しいので、無理なら断ってもいい、という旨を入れる。
このプロンプトを英語に直して送り、出力された英文を日本語に翻訳しました。
出てきたのは、「ねぇ、なつみ!元気にしているかな?最近会えてなくて、コロナのせいで楽しいことが減っちゃったね」
という書き出しの誘いの文章です。
仕事が忙しいのはよく分かっているけれど、日常の喧騒から離れてリフレッシュすることは大切。
北海道は景色もおいしい食べ物もたくさんあって、思い出づくりにぴったり。
仕事の都合で行けなくても全然かまわない、遠慮せずに言ってくれれば、別の計画を立てられる、という内容でした。
AIが書いたとは思えない出来ですよね。
ただ、かなり長くなりました。
英語でプロンプトを送る都合上、最初から文字数を指定できません。
それに、AIの文章には、ハルシネーションが含まれる可能性もあります。
だから、最後はあなたの言葉で仕上げて下さい。
AIを使うときの鉄則は、「最後は必ず自分の言葉で仕上げる」ことです。
LINEの長さに書き直す
先ほどの文章を、LINEで送れる長さ(150文字前後)に、絵文字なしで書き直してみました。
なっちゃん!
久しぶり!
元気していた?
最近なかなか会えてないよね・・・
コロナも5類になったし、そろそろ旅行に出かけたいなと思っていて。
来月の三連休に北海道へ行きたいのだけど、よかったら一緒にどう?
北海道は景色のいい場所もおいしいものもたくさんあるから、きっと楽しめるよ!
予定が合わなければ、遠慮なく言ってね!
無理はしなくてOKだよ。
もし行けそうなら、早めに飛行機と宿を押さえたいなと思ってるの。
連絡待っているね!
あくまで一例なので、あなたの文章のスタイルに合わせて下さい。
LINEで送るなら、前半だけを先に送って、相手の返事を見てから続きを送る、という手もあります。
悩み相談の相手にもなる
ChatGPTは、プロンプトどおりに文章を作るだけの道具ではありません。
あなたの悩みに、適切なアドバイスをしてくれる相談相手にもなります。
今回は、苦手科目があり、テストで平均点以上を取りたい人の相談を、ChatGPTにしてみました。
登場するのは、桜木あかりちゃん。
私が作ったオリジナルキャラクターで、進学校に通っているため、授業についていくのが難しい、という設定です。
特に化学が苦手で、前回は40点の赤点スレスレでした。
国立大学を志望していて、次の中間テストでは80点以上を取りたいと考えています。
進学校に通う女子高生です。
中間テストの化学が心配です。
1学期の期末は赤点スレスレの40点でした。
国立大学志望で、共通テストでも化学を受ける予定です。
中間テストで80点以上を目指しています。
基本問題が多いテストで80点を取るための、正しい勉強法を教えてください。
【試験範囲】物質の三態と状態変化/化学反応の速さとしくみ
【出題形式】穴埋め問題30%/計算問題30%/応用問題20%/記述式問題20%
返ってきた15のステップ
英語で返ってきた答えを日本語にすると、「80点以上は難しいが、達成可能な目標」として、15のステップが示されました。
- テストの形式(穴埋め・計算・応用・記述)を理解する
- 教科書とノートで基本を復習する
- 学習スケジュールを立て、苦手な項目に多くの時間を割く
- 教科書、オンライン講座、動画など、複数のリソースを使う
- 過去問やサンプル問題で練習する
- 計算問題は、化学反応の速さやメカニズムの問題を解いて、正確さを確保する
- 穴埋め問題は、用語や式のフラッシュカードで自己クイズをする
- 応用問題は、学んだ原則が実際の場面でどう使われるかを理解する
- 記述問題は、概念を明確かつ簡潔に説明する練習を重ねる
- 分からないことは、先生や指導者、クラスメイトに聞く
- 定期的に休憩を取り、栄養・運動・睡眠で健康を保つ
- 試験中は、各セクションに時間を割り当てる
- 自分の能力を信じて、前向きでいる
- 試験前に、ノートや練習問題で自己評価をする
- 当日は早めに到着し、冷静に、自信のない問題は後に回す
もう一度言いますが、ChatGPTの答えにはハルシネーションが含まれることがあります。
内容はすべてチェックして、正しく書き直しましょう。
分かりやすいよう、あかりちゃんと茶子ちゃんの会話形式でまとめました(二人は別々の学校に通っています)。
茶子ちゃんから試験勉強のコツを教わったあかりちゃんは、化学のテストで85点を取りました。
一言で聞くと、こうなる
短い一言だけで頼んでも、必要最低限の答えは返ってきます。
たとえば、基本知識の復習、教科書の読破、質問する、定期的な復習、過去問、グループスタディ、実験や模型で補う、複数の情報源の活用、睡眠と栄養、落ち着いて臨む、という10個です。
ただ、ここまで具体的な勉強法は出てきません。
プロンプトは、精度を上げた人が勝ちます。