家族の悩みを、AIに相談したことはありますか?

この回では、「犬を飼いたい」と泣く娘と、実は犬が怖い母親という架空の家庭を例に、悩み相談の書き方を紹介します。

身近な人には言いにくい悩みがある方は、ぜひ読んで下さい!


まずは私の話から

皆さんのご家庭では、ペットを飼っていますか?

私は、生き物の世話がとても苦手で、面倒くさがりなので、犬や猫を飼ったことがありません。

ただ、そんな私にも、人生で一度だけ、世話ができたペットがいます。

それは、この記事の最後にお話しします。

まずは、悩み相談のプロンプトの例として、ある家庭の場面を考えました。


雪子ちゃんの「お願い」

小学4年生の雪子ちゃんが、お母さんに言います。

「お母さん!私、犬を飼いたい!」

友達のおばあちゃん(Aさん)が、老人ホームに入ることになりました。

ずっと飼っていた犬は連れていけないので、引き取り手を探しています。

生後2年も経っていないチワワです。

雪子ちゃんは、この1週間、学校帰りにAさんの家へ寄って、犬の世話や散歩を勉強してきました。

早起きの習慣もつけています。

でも、お母さんは「ダメよ」と言います。

  • 飽きっぽいあなたが、あと10年も犬の世話をできるとは思えない
  • 英会話は週1回だったけれど、犬の散歩は毎日
  • 家族旅行に犬は連れていけない
  • 犬を飼うにはお金がかかる

雪子ちゃんは、泣きながら家を飛び出してしまいました。

お母さんが、返ってきたテストを見直すと、これまで平均点以下だった全科目が、80点以上になっています。

苦手だった体育のスコアも、かなり上がっていました。

犬を飼いたいと思ったのは1か月前。

その日から、勉強も運動も頑張っていたのです。

お母さんは、本当に飼っていいのか悩みます。

実は、お母さんは、大の犬嫌いでした。

そこで、悩みを聞いてくれるChatGPTに、相談してみることにしました。


ChatGPTに打ち明ける

プロンプトは、状況、気持ち、質問を、できるだけ詳しく書きました。

要点は、次のとおりです。


37歳の母親です。

夫と娘の3人暮らしで、娘が小学校に上がったのをきっかけに、フリーランスのイラストレーターを始めました。

娘が「犬を飼いたい」と言って譲りません。


私は大の犬嫌いです。

小学生のとき、大型犬に噛まれたことがトラウマになっています。

小さい犬ならなんとか大丈夫です。

娘が飼いたがっているのは、友達のおばあちゃんが飼っているチワワ1匹です。

飼うこと自体は問題ありませんが、日中家にいる私が、全部世話をすることになりそうで不安です。

母親としての威厳を保つため、犬が苦手なことは娘に伝えていません。


娘は、OKをもらうために勉強を頑張っていて、成績もかなり上がりました。

私が犬嫌いでなければ、すぐに許可していたはずです。

このままだと、親子関係が悪くなるうえ、せっかくやる気になった娘が、やる気をなくすかもしれません。

いきなり飼うのは抵抗があるので、1か月くらいかけて、少しずつ慣れたいです。


質問1:私が犬に慣れていくには、どうしたらいいか。

体系的に教えてください。


質問2:私が犬嫌い(ただし大型犬に限る)であることを、娘に伝えるべきでしょうか?


返ってきた2つの答え

質問1の答えは、5つです。

  • 情報を集める:チワワの性格や行動、世話の仕方を学ぶと、理解が深まり、恐怖が減る
  • 距離を少しずつ縮める:最初は遠くから観察し、友人や家族の小型犬と触れ合う機会を増やす
  • 良い経験を積む:犬が喜ぶ行動や遊びを覚え、一緒に過ごす時間を増やして、関係を築く
  • 専門家の助けを借りる:必要なら、動物行動学者やプロのトレーナーも選択肢
  • 少しずつ責任を持つ:最初は娘さんが主に世話をしても、餌やりや散歩など簡単なことから始める

質問2の答えは、「正直で、配慮のある方法で、娘さんに伝えることをお勧めします」でした。

ポイントは3つ。

過去の経験と今の気持ちを説明して理解を求めること、「大型犬は苦手だけれど、チワワなら一緒に頑張れるかもしれない」のように前向きに伝えること、慣れるには時間がかかるので娘さんの協力を求めること。

最後に、一緒に犬との良い関係をつくる努力をすれば、親子の絆も深まるでしょう、と結ばれていました。


その後の雪子ちゃん

お母さんは、チワワを飼うのはかまわないけれど、犬が苦手で世話に不安があることを、正直に雪子ちゃんへ伝えました。

実は、雪子ちゃんは、母方のおばあちゃんに電話で相談していて、お母さんが犬にトラウマがあることを、そのとき知っていたのです。

雪子ちゃんは言いました。

「まずはAさんの家に、チワワに会いに行こうよ。Aさんが老人ホームに入るのは2〜3か月後だから、急がなくていいよ」。

Aさんの家のチワワは、とてもかわいくて、雪子ちゃんにもお母さんにも懐きました。

Aさんのしつけが行き届いていて、あまり吠えないそうです。

お母さんはすっかりチワワのとりこになり、2週間後には、雪子ちゃんの家に迎えることになりました。


雪子ちゃんは、約束どおり、毎日朝と夕方にきちんと散歩をしています。

休日は、親子3人で近所の公園まで散歩を楽しんでいるそうです。

お母さんは、「せっかく飼うなら」と、自分のイラストの腕を活かして、チワワの飼育日記を漫画にしました。

すると大ヒットして、書籍化が決まったとか。

雪子ちゃん、チワワを迎えられてよかったね。


私のペットは「ヘビ」でした

約束どおり、私のペットの話です。

それは「ヘビ」です。

そう、あのヘビです。

人によっては、とても苦手な生き物ですよね。

コーンスネークとミルクスネークを1匹ずつ飼っていました(現在は飼っていません。2匹とも、爬虫類ショップに買い取ってもらいました)。

実は、ヘビは、飼育にそれほど手間がかかりません。

世話は、週に2〜3回の餌やり(冷凍マウス)と、湿度の管理が基本です。

気をつけるのは、脱走です。

ケージを開けて少し目を離したすきに、いなくなっていたことが何度かありました。

幸い、家の中で見つかったので、大事にはなりませんでした。


ヘビは、本当にかわいいです。

爬虫類と冷凍マウスに抵抗がなければ、ぜひ候補に入れてみて下さい。

1匹2万円から買えます。

爬虫類ショップで購入してもよいですし、年に数回開かれるエキゾチックアニマルの即売会「ブラックアウト」で探すのもおすすめです。

私が初めて飼ったコーンスネークも、ブラックアウトで買いました。