毎回同じ説明をAIにするのが面倒だと感じていませんか?
私も以前はそうでした。
CLAUDE.mdを作ってからは、文章を貼るだけで済んでいます。
この回では、書くべき項目と、校正ツールの作り方、音声入力の活用法を紹介します。
Claude Codeを使い始めた方は、ぜひ読んで下さい!
CLAUDE.mdは「プロジェクトの憲法」
CLAUDE.mdは、「このフォルダをどう扱ってほしいか」を伝える設計ファイルで、プロジェクトの「憲法」とも呼ばれます。
書いた内容は作業のたびに読み込まれるので、出力のブレが減り、精度が上がります。
最初に知っておきたいのは、強制ではないという点です。
書いたからといって、必ず実行されるとは限りません。
AIの判断を誘導するものと考えて下さい。
絶対に守らせたい指示は、別の仕組みとも併用すると安全です。
書いておきたい6つの項目
- 作業内容の説明:目的、入力データ、出力物。
ここが曖昧だと出力もブレます
- ファイル名のルール:「会社名_proposal_v1.pptx」のように、実際の例を添えます
- フォルダ構成:入力用、成果物用、作業用など、役割を決めて誤操作を減らします
- 禁止事項:既存ファイルの上書き禁止、不明なときは必ず確認する、など
- 出力ルール:形式、保存先、構成(概要→課題→解決策→アクション)を指定します
- 文章のトーン:結論先出し、箇条書き中心、初心者にも分かりやすく、など
あると、毎回プロンプトで説明しなくても、テキストを貼るだけで自動で実行してくれます。
なければ、毎回ゼロから説明することになり、修正の手間も増えます。
一から自分で書かなくていい
「書くのは大変そう」と思った方も、心配いりません。
AIに任せられます。
「こんなことをしたいから、CLAUDE.mdに入れておいて」と頼めば書いてくれますし、動きがおかしければ「こうして」と伝えるだけで更新してくれます。
イメージは、業界知識はまだないけれど、とにかく優秀な新入社員です。
間違えても「ここはこうしてね」と伝えれば、次から直してくれます。
愚痴も言わず、辞めることもなく、改善を重ねてくれる、理想的な新入社員ですよね。
私の音声入力リライト用の中身
私が作ったCLAUDE.mdの一部を紹介します。
音声入力した話し言葉を送ると、自動でKindle原稿にリライトする内容です。
- 文体の基準として、参考にする書籍のファイルを指定する
- です・ます調を徹底し、読者に語りかける親しみやすいトーンにする
- 1段落は2〜4文に収め、体言止めは使わない
- 「ぜひ〜してください」などのよく使う表現を列挙する
- 見出しの書き方や、注意事項の記号(※)を決める
手順は、話し言葉を書き言葉に直し、「えー」「あの」を消し、論理的な順に並べ替え、スタイルに合わせてリライトする流れです。
最後に、ユーザーの意図は変えない、情報を勝手に足したり消したりしない、URLや固有名詞はそのまま残す、と決めています。
5分で作れる校正ツール
Kindle出版で大変な作業の一つが校正です。
これまでに100名を超える作家さんの本を読みましたが、誤字が気になる本もありました。
かくいう私の本にも誤字や文法ミスがあり、レビューで指摘されたことがあります。
作るのは、文章を貼り付けて実行するだけで校正してくれるツールです。
手順は2つだけです。
- 校正用の空のフォルダを新しく作る(名前は自由)
- Claude Codeに「テキストを貼り付けたら、誤字脱字チェックと文法ミスだけをチェックするCLAUDE.mdを作ってください」と入力する
できあがったルールでは、誤字脱字(漢字・かな・送り仮名の誤りなど)と文法ミス(助詞、主述のねじれ、敬語、表記ゆれなど)をチェックします。
問題箇所を「誤→正+理由」で並べ、修正を反映した全文を出し、問題がなければ「ミスなし」と返します。
スタイルの改善提案はせず、純粋な誤りだけを指摘する設計です。
わざと間違えた文章を5つ試すと、文体の不統一、「見た」と「みた」の表記ゆれ、「飲みますそして」の句点の抜け、「修正していない」の助詞の誤りなどを、理由つきで直してくれました。
誤字ゼロは難しくても、数を大きく減らせるはずです。
言語化ツールとしても使える
文章が苦手な方には、もう一つ使い方があります。
スマホやClaudeの音声入力で、頭の中の考えをとにかく喋ります。
「えーと」や「あのー」が混ざっても大丈夫です。
その音声をテキストにしてClaude Codeに渡せば、分かりやすい文章に整えてくれます。
整った文章をもとに自分で加筆すれば、一から書くよりずっと早く仕上がります。
私の場合は、音声で素材を話し、Claudeに整理させ、最後に自分で整えるという流れがすっかり定着しています。
最初から完璧を目指さず、まず話すことから始めてみて下さい!