最近よく聞く「静かな退職」を、選ぶべきか迷っていませんか?

私も、仕事との向き合い方を何度も考え直してきました。

この回では、仕事を3つに分けて考える方法と、AIを使った自己分析を紹介します。

これからのキャリアに不安がある方は、ぜひ読んで下さい!


静かな退職とは何か

必要最低限の仕事しかせず、会社の中で静かに存在感を消していくことを指します。

いつリストラされてもいい、割増退職金がもらえればラッキーと割り切っているなら、それも一つの選択かもしれません。

ただ、同じ業界で転職したい、これからも成長したいという方には、逆効果です。


最低限しかやらなければ、最低限のスキルと経験しか手に入りません。

なんとなく静かな退職をしているうちに、本気で取り組んだ同期が評価されていた、という話はよくあります。

無理をしすぎる必要はありませんが、新しいプロジェクトに手を挙げる、雑務を引き受けるなどして、現場で経験を積むことが重要です。

経験さえあれば、仕事の流れはあとからいくらでも組み直せます。


仕事を3つに分けて考える

仕事との向き合い方を考えるために、私は仕事を3種類に分けています。

  • 本当にやりたい仕事:私の場合は、コンテンツ制作やイラスト制作などのクリエイティブ
  • 苦にならない仕事:私の場合は、事務処理全般とデータの入力・分析
  • やりたくない仕事:私の場合は、飲食店の接客や皿洗い、現場作業


嫌いな仕事を無理に続けない

「やりたくない仕事」について、私の経験をお話しします。

以前、機械のオーバーホール作業の現場で、口の荒い先輩に怒鳴られたり、ヘルメットごと頭を叩かれたりしました。

そういう仕事は、いくら本気でやろうとしても、意欲が続きません。

ストレスがたまるだけで、実績にもなりにくいです。

今の仕事が「やりたくない」に入るなら、転職か異動を真剣に考えてみて下さい。

嫌な仕事に耐え続けることが正解とは限りません。

苦にならない仕事、やりたい仕事へ移るのが、長い目では一番の近道です。


AIをまったく使わない職種や、手順が決まりきっている派遣の仕事では、本業にAIを入れにくいこともあります。

その場合は、副業で好きなことをAIと試してみて下さい。

月5万円の収入でも、選べる道は広がります。

会社が合わなくなったら辞める、という決断も、収入の柱が一本あれば怖くありません。


AIで自己分析をする

AIの普及で、採用そのものが減る業種も出てきます。

特に定型作業の多い仕事は、AIに置き換わりやすくなります。

だからこそ、自己分析が大切です。

「私の強みや向いている仕事を一緒に考えて」と話しかければ、ある程度整理できます。

ワークシートを埋めるよりずっと気軽です。

人材紹介会社に登録して、キャリアコンサルタントに無料で相談するのも一案です。

転職しなくても、自己分析の手伝いだけで十分使えます。

気に入らない求人は、はっきり断れば問題ありません。


目指すのは「天職」より、やっても苦にならない仕事です。

天職に出会える人はわずかですが、苦にならない仕事なら長く続けられます。

「これならできそう」と思える仕事を、まず箇条書きにしてみて下さい。

もう一つ、本気を出しすぎないことも大切です。

頑張りすぎれば燃え尽きます。

適度に力を抜いて、いいペースで続けるのが、長く働くコツです。


氷河期世代の粘り強さに学ぶ

近ごろは、初任給を大きく引き上げる企業が増えています。

私たちの世代から見ると、正直うらやましい話です。

東京でも、月30万円あれば住む場所次第で十分暮らせます。

副業なしで生活できる給料の方もいるでしょう。

それなら、副業よりまず本業に全力を注ぐのがおすすめです。


見習いたいのは、いわゆる氷河期世代の心構えです。

現在45歳〜56歳前後の方には、就職がとても厳しい時期に社会へ出て、粘って成果を出してきた方が大勢います。

苦しい環境だったからこそ、仕事への姿勢と粘り強さが身についたのでしょう。

そうした先輩の話を積極的に聞いて、進め方や考え方を学んでみて下さい。


退職代行を使ってすぐ辞める、飲み会に出ない、といったイメージがZ世代についているのも事実です。

もちろん、体を壊してまで、ハラスメントのある職場に居続ける必要はありません。

それでも、本気で向き合う姿を見せていれば、「見どころがある」と思われ、良い仕事や経験が回ってきます。

その積み重ねが、キャリアの土台になります。


合言葉は「粘り強く、でも無理はしない」。

氷河期世代の粘りとZ世代の健康意識を合わせた働き方が、これからは一番効くと思います。

副業の必要がないほど給料があるなら、休日は思いきり遊び、仕事中はしっかり集中する。

そのメリハリの中で、AIを使いこなすことを意識すれば、数年後に大きな差になります。