パーツ運用に興味はあっても、実際にどう作って、どう本に入れるのか分からないという方は多いと思います。

私もCanvaでパーツを管理して、本を作っています。

この回では、作り方からコピペの手順、更新の目安までを紹介します。

パーツ運用を始める方は、ぜひ読んで下さい。


パーツはCanvaで作る

パーツは、基本的にCanvaで作ります。

ファイルの作り方は原稿ファイルのときと同じで、1600×2560pxのファイルを作り、必要なら帯を作って、ページを複製しておきます。

1パーツの文字数は1,000〜2,000文字ほどにします。

長すぎると扱いにくくなるからです。


Canvaはサーバーに自動で保存されるので、わざわざパソコンに保存する必要はありません。

完成したら、画面右側の名前の箇所をクリックしてファイル名を付けます。

「パーツ化で高速出版」のように、分かりやすい名前にして下さい。


探し方と容量の注意

Canvaは、ファイルを作った順とアクセスした順に並べて表示するので、探すのが楽です。

検索バーにキーワードを入れ、自分のファイルを探すときは「プロジェクト」を選びます。

サジェストに出なくても、Enterを押せば一覧が出ます。

それでも出ないときは、トップページの左サイドバーの「プロジェクト」から探せます。


Canvaには容量の制限があります。

有料版の私は制限がゆるいですが、無料版はかなり限られるので、必要なファイルだけを残しましょう。

ただし、書籍そのもののファイルは、必ず手元に残しておきます。

元データがないと、修正や追記ができなくなるからです。

PDFや画像では保存できますが、画像を編集できる形では保存できません。


パーツから書籍へのコピペ手順

コピーはとても簡単で、手順は次の4つです。

  • パーツのファイルを開く(複数ページでも、コピーは1ページ単位)
  • ペーストする書籍ファイルに、白紙のページを必要な数だけ作っておく
  • パーツのページをコピーする(帯は別の見出しのことが多いので、本文だけ)
  • 貼り付け先のページを開いて、ペーストする

ペーストするときは、そのページ全体が表示されている状態で行って下さい。

帯の部分だけが表示されているときに貼ると、前のページに貼り付いてしまうことがあります。


リフロー型はWordのコピペ

リフロー型の場合は、解説するほどでもないくらい簡単です。

Wordかドキュメントのファイルをパーツの数だけ作り、専用フォルダにまとめます。

いざというときのため、クラウドにも上げておきましょう。


書籍に入れるときは、パーツのWordファイルでCtrl+Aで全選択し、Ctrl+Cでコピーして、書籍のWordファイルの入れたい場所にCtrl+Vで貼ります。

気をつけるのは、見出し(見出し2、見出し3)が反映されているかの確認と、目次の更新の2点だけです。


それでも私が固定レイアウトをすすめるのは、Canvaならパーツをキーワードで一括検索でき、最初からクラウドに保存されるからです。

一度、試してみて下さい。


改良と更新のタイミング

パーツは、一度作ったら、少しずつ改良していくと品質が上がります。

パーツを新しい本に貼るときに「この表現のほうがいい」と気づいたら、その場でパーツを直してしまいます。


改良のタイミングは、次の2つです。

  • 自分で、修正したほうがいいと感じたとき
  • 情報がアップデートされたとき

あまりに頻繁に書き換えたくなるなら、新しいコンテンツとして書いたほうがいいと思います。

修正は誤字脱字や表現の調整にとどめましょう。

パーツは何もしないと錆びていくので、出版のタイミングで最新の情報になっているよう、管理を怠らないようにします。


割合と数の目安

1冊の中でパーツが占める割合は、30%までを目安にします。

多用しすぎると、使い回しだと思われるリスクが出るからです。

パーツ運用は、自分が楽をするためだけでなく、一貫した情報を読者に伝えるための道具です。


パーツの数は、1ジャンルあたり20〜100個くらいがおすすめです。

1パーツの文字数は1,000〜2,000文字ですが、どうしても伝えたい内容なら、この範囲でなくて構いません。

楽をするために最初から作りまくるのはおすすめできません。

本を出すたびに、「何度も伝えたい」と感じた内容を少しずつパーツにしていけば十分です。


最初に作るパーツ3つ

最初にパーツ化するのは、自分のSNSやブログへの案内です。

次に、自分が提供している商品やサービスの紹介です。

ない場合は要りません。

電子書籍は最高の宣伝媒体になります。

私は書籍内に問い合わせフォームを設置したところ、何件か問い合わせがありました。

リンクを貼っていない既刊は、追加して再出版するのも手です。


3つ目は、「読者に強く伝えたいこと」です。

私の場合は、Canvaで電子書籍を出す方法や、KindleのA+コンテンツの作り方などです。

パーツの数は気にせず、大切だと思ったところから、どんどんパーツ化していきましょう。