自分のお店や事務所のサイトを作りたいけれど、指示をどう書けばいいか分からない。

そんな悩みはありませんか?

私も、業種ごとに書き方を変えながら試しました。

この回では、行政書士・歯科・作家・求人サイトのプロンプトの組み立て方を紹介します。

業種に近い例を、ぜひ参考にして下さい。


行政書士事務所:色合いと入りやすさを伝える

士業のサイトで大切なのは、信頼感と親しみやすさの両立です。


指示には、淡いブルーやライトグリーン、アイボリーホワイトなど、柔らかい色合いを使うよう書きました。

事務所名と、主な業務(許認可の申請手続き)も入れます。

さらに、中小企業や個人事業主が相談しやすい、敷居の低い雰囲気にしてほしいと頼みました。


トップページに置くものは、箇条書きで渡します。

  • キャッチコピー
  • プロフィール写真のスペース
  • 親しみやすい口調の自己紹介
  • 箇条書きで見やすいサービス紹介
  • 目立つお問い合わせボタン

会社の設立や融資の場面で、Webサイトを求められることがあります。

このレベルがあれば、足りそうです。


歯科クリニック:「高級感」を具体的な条件にする

「高級感」とだけ書くと曖昧なので、条件に落とし込みます。


自由診療に力を入れる設定で、白・ネイビー・ゴールドを基調にし、余白を広く取るよう指定しました。

想定した読者は、美意識が高く、治療の質にこだわる大人の男女です。


治療メニューは、審美歯科、インプラント、ホワイトニング、矯正治療の4つで、それぞれにキャッチコピーを付けてもらいます。

患者様の声、症例写真、院長プロフィールも載せ、予約ボタンは目立たせる指示です。


ここで注意してほしいのは、生成された院長の経歴です。

私が考えたものではありません。

私は歯科医の資格を持っていないので、経歴は完全な架空設定です。


もう1つ驚いたのが、実在しそうな住所を堂々と出してきたことです。

実際に使うときは、自分の会社やお店の住所を、指示の中に入れておいて下さい。


作家の公式サイト:メニューの名前まで決めて渡す

作家サイトでは、ジャンルをAI関連にして、載せる内容を並べました。

プロフィール、最新のKindle書籍、ブログ記事へのリンク、メルマガ登録、お問い合わせです。


ヘッダーに入れる肩書きと、メニューの項目名も、こちらで決めて渡しています。

  • 著者名とともにヘッダーに入れる肩書き
  • メニュー:プロフィール/著書一覧/ブログ/メルマガ/お問い合わせ

書籍のタイトルは、あとから追加の指示で入れました。

プロフィールの後半は完全なデタラメなので、実際に使うなら、自分の経歴をはっきり書くのが基本です。


画像は難しいが、リンクは使える

ここまで作ったサイトで、いちばんの不満は画像でした。

顔写真や商品画像を貼れないのは残念です。

自分のサーバーに画像を置けば入るかと試しましたが、うまくいきませんでした。

使えるのは、SVG形式のアイコンだけのようです。


これは、原稿の執筆時(2025年5月ごろ)の話です。

2026年10月時点では、エディター上で生成された画像を差し替えたり、アップロードした画像やCanvaのライブラリの素材をドラッグして入れたりできると案内されています。


一方、リンクなら話が違います。

書籍紹介の「Kindleで読む」にAmazonのリンクを足すよう頼むと、3冊とも、Kindleの書籍ページへ移動できました。

外部のフォームを使えば、Googleフォームなどにつなぐこともできます。


作家サイトの問い合わせフォームは、入力欄が並ぶだけで、実際に送信はできませんでした。

2026年10月時点では、フォームの回答をCanvaのスプレッドシート機能(Canva Sheets)に送れるようになったとされています。


画像とリンクの扱いがもう少し自由になれば、使い勝手は大きく上がるでしょう。

フッターだけ配色が合っていない点も気になりましたが、今回はそのままにしました。


Webサイトを持っていない会社が、当面の間に合わせで作るなら、この出来で十分です。

本格的なECサイトでなければ、気軽に作ってみましょう!


運送業の求人サイト:項目をそのまま書き出す

求人を出すとき、求人サイトに登録して掲載料を払うのが一般的です。

自社のWebサイトに求人ページを持てれば、その負担を抑えられます。

Canvaのコード生成なら、求人情報を渡すだけで、サイトの形にしてくれます。


私は、運送業と電気工事士の2パターンで試しました。


運送業の指示は、「シンプルで見やすい求人サイト」という方向づけから始まります。

トップページには、企業ロゴとメニュー(ホーム、求人一覧、会社概要、お問い合わせ)を置き、メインビジュアルには「ドライバー募集中!」

と入れる指定です。


求人一覧に出す項目は、次のとおり渡しました。

  • 職種:2tトラックドライバー
  • 勤務地:神奈川県横浜市
  • 給与:月給28万円〜
  • 雇用形態:正社員
  • 休日:完全週休2日制(シフト制)

最後に、スマホ対応のレスポンシブデザインと、ブルーとホワイトを基調にした清潔感のある配色を頼みました。


実は、この指示は私が書いたものではなく、ChatGPTに作ってもらいました。

実際に使うなら、自社の求人情報を入れるだけで、求人サイトができます。

指示を考えるのが面倒な方は、この手が使えます。


電気工事士の求人サイト:読む人の気持ちから逆算する

もう1つは、40〜50代の電気工事士の経験者に向けた、求人サイトのトップページです。

こちらは、誰に向けたサイトかを、最初に伝えました。


目的は、実務経験のある中高年が、新しい職場に安心して応募できるようにすることです。

トップのキャッチコピーは「あなたの経験が、次の現場で光る」で、サブコピーも添えました。

ボタンは「求人を見る」「今すぐ応募」「社員の声を読む」の3つです。


デザインの条件も、細かく指定しています。

  • 雰囲気:信頼感と温かさがあり、現代的でクリーン
  • 形:角は丸め、影は軽く、余白は広め
  • 配色:ネイビーとホワイトが基調で、差し色はオレンジかグリーン
  • フォント:読みやすく安心感のあるゴシック体
  • レイアウト:グリッドベースで、見出しは大きく、ボタンは高コントラスト

セクションは、会社紹介、5件ほどの求人一覧、40代・50代で入社した社員の声、フッターの4つです。

社名や住所は、架空にするよう添えました。


できあがりは、今風のデザインです。

若い人を採用したい会社にも向いています。


作ったサイトは公開できるので、自社サイトからリンクして、求人情報を載せられます。

求人サイトに登録しなくても、30分あれば作れて、費用もかかりません!

採用コストは、大きく下がるかもしれません。


すでにWeb制作会社へ依頼して、毎月お金を払っている会社もあるでしょう。

その契約が本当に必要なのか、一度考えてみる価値があります。

不要だと分かったら、解約してしまうのも1つの手です。