表紙を外注すべきか、自分で作るべきか、迷っていませんか?

私は102冊出してきた経験から、答えを持っています。

この回では、Canvaでの表紙の作り方と、外注か自作かの判断基準、テンプレートの使い方を紹介します。

表紙づくりに悩んでいる方は、ぜひ読んで下さい。


白いキャンバスができれば準備完了

Canvaで新しいデザインを作り、サイズを入れると、白いキャンバスが出ます。

これが原稿データのベースです。

このまま原稿を書き始めても構いませんが、上に帯があるほうが読みやすいので、素材を使って帯を作ります。

帯は必須ではなく、写真集などでは、各ページに帯を使わないほうがいい場合もあります。

この原稿のフォーマットなら、表紙と本文を同時に作れます。

1ページ目が表紙、2ページ目以降が本文で、ファイルをまとめられます。

書き出しは別々で、当時の方法では、表紙はJPEG、本文はPNGでした。


表紙は背景選びと文字入力の2ステップ

最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れれば10分で作れます。

表紙はあとから差し替えられるので、まず作ってみて下さい。

背景画像は、タイトルの印象に合うものを選びます。

「高速」をイメージさせるものを選んだ例では、文字も大きく見やすい仕上がりになりました。

電子書籍の背景に使える画像は大量にあります。

自分で撮った写真を使いたいときは、アップロードして下さい。

Canva以外のフリー素材を使うときは、商用利用が可能かを確認してから使いましょう。

文字は、同じ要領で表紙画像の上にテキストを入れます。

サイズの異なる文字を入れたいときは、別にテキストを挿入します。

たとえば「高速」と「で」ではサイズが違うので、テキストを2つ入れます。


帯のある表紙の作り方

帯を入れるとインパクトが出ます。

本の特徴を簡単に示した帯を入れてみましょう。

背景画像は、一度データを作って保存しておけば、次回からそのデータを読み込むだけで使えます。

文字の設定は、フォントがモトヤアラタの白(#FFFFFF)、サイズがタイトル130、名前105、名前の英字65でした。

背景素材は1000点以上あるので、選んだ素材の名前を覚えておくと便利です。

表紙画像の下の白い部分が帯で、色は白でなくても構いません。


帯の枠は、長方形の素材で作ります。

ページ左側の「素材」をクリックし、検索窓に「正方形」と入力して、一番上の列の右にある素材をクリックします。

ワークシートに入ったら、素材を選んで色を選べます(デフォルトは黒と白です)。

四隅の丸をクリックして拡大縮小し、幅をシートの横幅より長くしてから、下に動かすと、帯が完成します。

あとは、帯の部分に文字とチェックボックスを入力すれば完成です。


外注か自作かの判断

本文の執筆と校正が終わったら、表紙の制作に入ります。

この段階で、正式なタイトルを決めておきたいところです。

仮タイトルを少しアレンジするだけで大丈夫です。

出版後に、タイトルのマイナーな変更はできますが、大幅な変更はできないので注意して下さい。


結論は、副業目的なら自作、事業目的なら外注です。

表紙の外注費用は、1万円前後が相場です。

つまり、累計で1万円以上の印税が入らない本は、赤字になります。

私は2024年8月2日現在、102冊を出していて、50冊以上は出版停止です。

そのうち、表紙代を回収できた本は10%くらいしかありません。

これでは、出版するほど赤字です。

副業で赤字は絶対に嫌なので、副業目的なら自作をすすめます。

自分の会社や店を本で紹介して集客につなげる方も増えています。

事業や集客が目的なら、表紙は絶対に外注したいです。

プロが作れば、本をより引き立てられます。

外注先は、ココナラがおすすめで、安いと5,000円くらいから頼めるサービスもあります。


自作するならテンプレートが前提

外注には、時間も予算もかかります。

デザインの経験もない。

そんな方には、Canvaのテンプレートがあります。

背景にイラストやテキストが入った完成形で、あとは加工すれば、表紙ができます。

プロのデザイナーが作ったレイアウトなので、プロっぽく仕上がります。

PhotoshopやIllustratorを使わなくても、少し加工するだけで十分です。


私が実際に表紙を差し替えた例では、効果がはっきり出ました。

変更前は、真っ白のキャンバスから、配置やフォントを自分で考えて作りました。

デザインスキルが乏しいので、どうしても素人っぽくなり、30〜60分かかりました。

テンプレートなら、15分前後で作れます。

時間が短くなるだけでなく、質も上がりました。

他のKindle作家に見せると、「素敵な表紙ですね。最初からテンプレートを使ったほうがいい」

と言われました。

テンプレートを使った表紙は、20〜30分ほどで作れ、プロレベルに近い仕上がりが、外注なしで手に入ります。

もちろん、ガチプロには敵いません。

私が外注するなら、PhotoshopやIllustratorを使えるプロに頼みます。


テンプレートなしの表紙は損をする

他の作家の本を読む機会が多いのですが、素晴らしい内容なのに、明らかに素人丸出しの表紙で、もったいない本をたくさん見てきました。

表紙の外注はコストがかかるので、自作しているのでしょう。

ただ、デザイナーでもない方が、テンプレートなしで作ると、ろくなことになりません。

デザイナーや外注する方以外は、必ずテンプレートを使って下さい。

テンプレートなしの表紙は、「私は素人の作家です」と大声で言っているようなものです。

「表紙が素人っぽくても、中身が良ければ売れる」と思うかもしれません。

ですが、表紙が適当な本を、あなた自身は手に取るでしょうか。

すでに適当な表紙で出してしまった方も、安心して下さい。

Kindle書籍は、出版後でも何回でも表紙を差し替えられます(タイトルの大幅な変更だけはできません)。


テンプレートの探し方と課金のコツ

手順は、次のとおりです。

  • Canvaのサイドバーメニューで「デザイン」を左クリックする
  • 「テンプレートを検索」の検索バーに、キーワードを入力する
  • 候補から選び、テンプレートを挿入する
  • 書籍のタイトルなどを入力して修正する

キーワードは何でもよいのですが、私がよく使うのは「ビジネス」です。

ビジネス文書にふさわしいテンプレートがたくさん出ます。

眺めていて「これいいな」と思ったものは、だいたい課金が必要です。

そこは必要経費と割り切って、課金してしまいましょう。

1ヶ月単位でも課金できるので、1ヶ月だけ契約して、集中的に表紙を直す手もあります。

Canva Pro登録から30日は無料で使えるので、無料期間も活用して下さい。

最初は慣れなくても、1ヶ月ほどでだいたい使えるようになります。