ChatGPTを使い続けていて、「あれ?」

と感じたことはありませんか?

私は1年使って、気づいた注意点が3つあります。

この回では、その3つの落とし穴と、守りたい約束、複数のAIで誤情報を見抜く方法を紹介します。

ChatGPTを仕事に使っている方は、ぜひ読んで下さい!


落とし穴1:句読点の位置がおかしい

ChatGPTの文章は、精度がとても高いです。

でも、句読点の区切りがおかしいことが、たまにあります。

読点が多すぎるなと感じたら、直したほうが無難です。

読む方が違和感を覚えるかもしれません。

些細なことですが、必ず確認して下さい。

ChatGPTの文章を直すより、最初から自分で書き直したほうが早いです。

文章が苦手な方は手を入れてもかまいませんが、おすすめはしません。


落とし穴2:途中でネットワークエラー

平日の夜など、混み合う時間は、文章を作っている途中で、ネットワークエラーになることがあります。

長い文章を出そうとすると、途中でエラーになりがちです。

頻発するなら、文字数を短く指定して、出し直してみて下さい。

平日の朝など、利用が少ない時間帯なら、ほとんどエラーになりません。

ChatGPTは、スマホのブラウザでも利用できます。

プロンプトをメモ帳に書いておいて、通勤電車の中で生成する、という裏技もあります。


落とし穴3:新しい情報は不正確

GPT-3.5には、Web検索の機能がなく、リアルタイムの情報を取れません。

GPT-4はWeb検索で最新の情報を集めてくれますが、精度はまだ弱いと感じました。

これは原稿を書いた2023〜2024年の話で、2026年10月時点では、GPT-3.5もGPT-4もChatGPTで選べず、無料版でもWeb検索を使って答えられます。


たとえばChatGPTには、利用者が自分で作り込めるアプリ「GPTs」があります。

それなのに、GPTsについて質問しても、正確な答えが出ませんでした。

「Webマーケティングを仕事にしています。マーケティングに使えるGPTsを探しているところです。次の条件に合うGPTsを5つ挙げてください。条件:SNSマーケティングに使える情報を作ってくれる/複雑なプロンプトを必要としない」

と尋ねると、OpenAIのGPT-3やGPT-4、Hugging FaceのTransformerモデル、EleutherAIのGPT-Neo/GPT-J、AI21 LabsのJurassic-1、BaiduのERNIEなど、GPTの「モデル」の話ばかりが返ってきました。

GPTsについて聞いたのに、GPTモデルの話にすり替わっていたのです。

GPTsは、情報がまとまっているサイトが少ないので、情報集めがとても大変なのだと思います。

少しずつ精度は上がっているようですが、リアルタイムの情報を集めるのは、まだ難しい印象です。


守ってほしい3つの約束

この3つ以外に、致命的な問題は、あまりないと思います。

ただ、油断は禁物です。

次の3つは、約束して下さい。

  • ChatGPTの文章を、そのままは使わない
  • 自分オリジナルの文章も書く
  • 事実確認を丁寧に行う


ChatHubで、同じ質問を複数のAIに投げる

ChatGPTは、1つのアカウントで同時に複数の文章を出力できません。

同時に出そうとするとエラーになるので、「2つ以上の文章を同時に作らせる」という荒業は使えません。

ただし、別の生成AIを並行して使うことは可能です。

便利なのが、Google Chromeの拡張機能「ChatHub」です。

ChatGPTやGeminiなどのチャットボットに、同じプロンプトを一度に送れます。

無料版は同時に動かせるのが2つまでで、少し使いにくいです。

プレミアムライセンスは、最大6つまで同時に処理でき、便利さが大幅に上がります。

買い切り35ドルで、一度買えば永久に使えます(原稿を書いた2023〜2024年ごろの情報です。ChatHubの今の機能や料金は、公式で確認して下さい)。


ハルシネーションを見抜く

ChatHubの使いどころは、ハルシネーション(誤情報)の見抜き方です。

同じプロンプトを4つのチャットボットに同時に送ったとします。

3つがほぼ同じ答えで、1つだけ全く違う答えなら、その1つは間違っている可能性が高いと判断できます。

多数が一致している答えのほうが、信頼しやすいのです。

大切なのは、まったく同じプロンプトで処理させることです。

条件が違うと、比べられません。

事実確認をしたいとき、数字や固有名詞が多い文章を作るときに、ぜひ試してみて下さい。