生成AIは気になるけれど、なんとなく距離を置いてしまっていませんか?

私も、周りの反応を見て、同じ気持ちの方は多いと感じています。

この回では、生成AIの普及の現状と、まず1つ質問するだけで踏み出せる方法、氷河期世代こそ有利な理由を紹介します。

AIに出遅れていると感じる方は、ぜひ読んで下さい!


周りに聞いてみると

米国など海外では、生成AIを業務に取り入れる企業が増えています。

日本はどうでしょうか。

生成AIを理解している方の割合が少なく、導入が遅れているのが現状です。

生成AIを使いこなせている日本人は、2〜3割にとどまります。

これだけニュースになっているのに、調べようともしない方がかなりいます。

これは原稿を書いた2024年ごろの数字です。

総務省の令和8年版情報通信白書(2026年7月公表)では、日本の生成AI利用経験率は、2024年度調査の26.7%から、2026年1〜2月の調査で58.8%に上がりました。

ただ、ほぼ毎日1時間以上使う方は日本で11.1%と、米国の25.4%より少ないままです。


家族や友人に、生成AIを知っているか、使っているかを聞いてみて下さい。

返ってくるのは、たいてい、「知っているが使っていない」「関心がないので使わない」「試したが分からなくてやめた」のいずれかです。

「趣味で使っているよ」「会社の仕事や副業で使っているよ」と答える方がいたら、その方はAI時代の勝ち組です。

実務経験とスキルが前提ですが、企業の5〜6割が、生成AIを使いこなせる人材を求めているとも言われています。

私自身、生成AIに関する仕事をしていて、これからさらにAIは伸びると考えています。

「古き良き昭和の文化を守りたい。生成AIは断固反対」

という方もいるでしょう。

気持ちは分かります。

ただ、どれだけ拒んでも、AI時代の流れは止まりません。

それなら、思い切って使い倒してみませんか。


画像生成が苦手でも、使えるAIはある

クリエイターの中には、画像生成AIに抵抗がある方もいます。

その場合は、画像生成AIを除いた生成AIだけで十分です。

ChatGPTは、「〇〇の画像を生成して」と頼まない限り、画像を作りません。

そもそも、画像生成は課金しないとできませんでした。

Adobe FireflyやStable Diffusionのような画像生成AIに触れなければ、気持ちの上でも安心できます。

データの解析や業務の効率化が目的でも、かまいません。

今すぐ使って下さい。


登録の手間を省きたい方には、Google提供のGeminiが向いています。

2026年7月時点では、Geminiの標準モデルは「Gemini 3.5 Flash」で、7月には「Gemini 3.6 Flash」も発表されています。

インターネットを使っていて、Googleアカウントを持っていない方は、ほとんどいないでしょう。

持っていないなら、すぐ作って下さい。

Geminiを開いたら、何でもよいので、気になることを質問してみて下さい。

それだけで、「生成AIを使った経験のある人」の仲間入りです。

生成AIに頼りきるのは考えものですが、アシスタントとして使えば、毎日の仕事が少し楽になるはずです。

生成AIの世界は、1日単位で更新されていきます。

情報が古くなることもありますが、基礎を学ぶ段階なら、まず自分で触ってみることが一番の近道です。


氷河期世代こそ、いま始めると差がつく

氷河期世代とは、1990年代から2000年代の、雇用環境が厳しい時期に就職活動をした世代のことです。

私もその一人です。

この記事は氷河期世代に向けて書きましたが、ほかの世代にも当てはまります。


私の体験

私は2020年に、フリーランスとして独立しました。

2023年から生成AIの本を出し始め、カテゴリー別のベストセラーになりました。

それがきっかけで、AIに関する仕事をいただきました。

詳しくは言えませんが、それなりに条件の良い仕事です。

きっかけは私が出した本ですが、本に限らず、XやブログなどでAIについて積極的に発信していれば、チャンスが来る可能性は高まります。

AI関連の求人は、給料が高いことも多く、挑戦する価値は大いにあります。


なぜ氷河期世代がAIを学ぶべきか

結論から言います。

AIが急に広まったのは2023年ごろなので、新卒も氷河期世代もバブル世代も、出発点はそろっているからです。

今は、日本のほとんどの方が、AIを無料で使えます。

ChatGPTも、無料で最新のGPT-4oが使えました(GPT-4oはその後なくなり、今の無料版は新しい標準モデルです)。

Claudeのように、ゲームまで作れる生成AIも出てきました。

YouTubeで生成AIの名前を検索すれば、たいていの使い方は動画で解説されていて、見ながら試せます。

他の分野なら、若い世代に経験年数で負けることもあります。

AIはそうではありません。


生成AIの利用経験がアピールになる

試しに、求人サイトをいくつか検索してみました。

ChatGPTなどの生成AIの利用経験を求める企業が増えています。

今のところ、必須(MUST)ではなく、歓迎(WANT)の求人がほとんどです。

それでも、生成AIを使うだけで、他の方との差別化になります。

2024年の日本人のChatGPT利用率は、3割ほどです。

勉強やビジネスで使っている方だけに絞ると、約2割しかいません。

だから、あなたが今から勉強するだけで、他の氷河期世代と差をつけられるのです。

とくに、営業やシステム開発のような専門職の経験があれば、今までの職歴に生成AIの知識を重ねて、キャリアアップにつなげられます。

生成AIのサービスは、ほとんどが無料の枠を持っています。

いきなり課金するのは重いでしょうから、無料で使える範囲でどんどん活用して下さい。

環境はすでに整っています。

行動するかどうかは、あなたしだいです。