長いプロンプトを見て、自分には使いこなせないと感じた方はいませんか?

安心して下さい。

GPTsなら、一言から始められます。

この回では、短いプロンプトで概要を出して深掘りする進め方と、実際に試したGPTs、中高生向けの課金の工夫を紹介します。

ChatGPTを難しく感じている方は、ぜひ読んで下さい!


一言で聞いてみる

これまで紹介したプロンプトは、かなり長いものでした。

「自分にはChatGPTを使いこなせそうにない」と、あきらめかけた方もいるかもしれません。

でも、ChatGPT Plus以上に課金している方限定ですが(2024年2月ごろの話です)、GPTs(ジーピーティーズ)を使えば、簡単なプロンプトだけでアウトプットしてもらえます。

使ったのは、広告やマーケティングの担当者向けのGPTs、「広告マーケティング戦略自動化くん」です。

「Kindle出版のマーケティング戦略を、具体的で分かりやすく教えてください。」

と聞くだけで、次の8つのステップが出ました。

  • ターゲットの特定:読者層の年齢や性別、関心、読書の習慣を分析する
  • 競合分析:同じジャンルで人気のKindle本を調べて、差別化ポイントを探す
  • コンテンツの最適化:魅力的な表紙、キーワードを含むタイトルと説明文
  • 価格戦略:競合の価格を分析し、期間限定の割引や無料プロモーションで初期の販売を促す
  • レビューの獲得:出版前に信頼できる読者に本を渡し、レビューとフィードバックをもらう
  • プロモーションと広告:SNSやAmazon広告を使う
  • メールリストの活用:読者と直接の関係をつくり、新作や特別オファーを知らせる
  • クロスプロモーション:ほかの著者と協力して推薦し合う、複数の本をバンドル販売する


気になるところを深掘りする

まずはザックリした概要を出してもらい、そのあと項目ごとに深掘りする。

この進め方がおすすめです。

たとえば「読書習慣の調査」を掘り下げたいときは、「読書習慣を調べる具体的な方法を教えてください」と、その項目だけを質問します。

返ってきた5つの方法は、オンラインアンケート(頻度、好みのジャンル、使う端末をSNSやメールで配って分析する)、インタビュー(読書が趣味の方や特定ジャンルのファンに、1対1で深く聞く)、フォーカスグループ(小さなグループで討論して、多角的な視点を引き出す)、ソーシャルメディア分析(読書のトピックやハッシュタグの傾向、レビューのコメントから感情や意見を分析する)、ウェブサイトやアプリの利用データ分析(行動、ページビュー、滞在時間、端末を調べる)でした。

組み合わせれば、読書習慣を包括的に理解でき、内容の改善や販促の最適化に使えます。

こんなふうに、分からないことはどんどん深掘りできます。

毎回、複雑なプロンプトが要るわけではない。

この点を頭に置いておいて下さい。


そもそもGPTsとは

GPTsを一言で説明すると、ChatGPTの仕組みを使って作られたアプリです。

課金しないと使えないのが弱点でしたが、月3,000円(20ドル)で使い放題でした。

実際には利用回数の上限がありますが、24時間ずっと使い続ける方はいないので、実質は使い放題と考えて差し支えありません。

2026年10月時点では、有料プランも複数に分かれ、回数の上限はモデルや混雑で変わります。

ロゴ作りを頼んだCanvaも、GPTsのひとつです。

ChatGPT Plusに加入していれば、どなたでも自作できます。

私はまだ作る技術がないので、少しずつ学んでいきたいと思います。


Excelの質問に答える「Excel Brother」

学生から社会人まで、使う機会の多いExcelのGPTsです。

具体的に答えてくれる頼もしい存在で、VBAにも対応しているため、マクロを作りたい方にも向いています。

1,000行のデータから、3つの条件に合う行だけを取り出すVBAの書き方を尋ねると、きちんと教えてくれました。

文章だけで質問したため答えは大まかでしたが、Excelファイルを渡せば、具体的な助言をもらえます。

ただし、渡すExcelには、個人情報を絶対に入れないで下さい。

OpenAI側に悪用する意図はないと思いますが、何かの不具合でデータが使われる可能性は、否定できません。

VBAのコードがほしいだけなら、データ型(文字列や数字など)さえ合っていれば、ダミーデータで十分です。

住所は実在しないもの、名前は「茶戸太郎」のようなサンプルにしておけば、流出の心配はありません。


Webサイトを一瞬で作る「DesignerGPT」

Webサイトをあっという間に作ってくれるという、DesignerGPTも使ってみました。

制作会社に頼むと、安くても20万円以上かかります。

それが一気にできるなんて、夢のようですよね。

でも、本当に夢でした。

できあがったサイトは、シンプルで分かりやすいけれど、プロの作ったものと比べると、シンプルすぎます。

しかも、どんなプロンプトで頼んでも、ほぼ同じ結果になりました。

GPTsはまだ始まったばかりです。

今後の改良に期待しましょう。


中高生が、ChatGPT Plusを使うには

「私も使いたい」と思った中高生もいるでしょう。

ただ、ChatGPT Plusはクレジットカードがなければ契約できません。

これは2024年2月ごろの話で、2026年10月時点では、日本向けに月1,500円の「ChatGPT Go」もあります。

支払い方法などは、事前に公式の案内で確認して下さい。

クレジットカードは18歳未満では作れませんが、学生なら、プリペイド式のVISAデビットカードで支払えます。

課金するときは、保護者の同意を得て下さい。

いろいろ調べた結果、スマホアプリで使える「バンドルカード」が向いていると感じました。

課金は1か月単位で、課金した日から1か月使えます。

契約した直後に自動更新を解除しておけば、1か月後にGPT-4は自動で使えなくなります。

契約が切れる日から試験がある方は、試験が終わってから、もう一度1か月だけ課金できます。

たとえば、1月1日に1か月だけ課金すると、2月1日に切れます。

2月10日から改めて1か月契約すれば、3月10日まで利用できます。

自動継続だと、使わなかった期間の分も請求されるので、使うときだけ、その都度課金するのがおすすめです。

家族で使うなら、親に支払ってもらい、お小遣いを少し渡す、家事を手伝う、テストで高得点を取る、のどれかでしょう。

私が親の立場なら、まずテスト勉強や部活など、学生らしいことに打ち込んでほしいと思います。