自分専用のGPTsを作ってみたいけれど、プログラミングは無理、と思っていませんか?
実は、会話だけで作れます。
この回では、GPTsの作り方と、作成者名を自分のドメインにして集客につなげる方法を紹介します。
AIで発信したい方は、ぜひ読んで下さい!
GPTsは誰でもノーコードで作れる
2024年1月に、GPT Storeが始まりました。
ストアができたことで、GPTsは今後さらに充実していくでしょう。
【2026年10月の追記】GPTsの提供終了が近づいているため、この回は、原稿を書いた2024年2月ごろの、GPTsの作り方と使い方の記録です。
画面や手順は、すでに変わっている部分があります。
GPTsは、ChatGPT Plus以上のプランに入っていれば、どなたでも作成できます。
しかもノーコードなので、プログラミングの知識は要りません。
キーワードを入れるだけで記事を書いてくれるブログ用のGPTsや、Excelの関数を教えてくれるGPTsも、作れてしまいます。
日本ではまだ実装されていませんでしたが、いずれは自分のGPTsを販売して、収益化できる予定でした。
その後、米国では2024年12月から収益化の仕組みが始まりましたが、日本は対象外とされてきました。
GPTsを作り始める場所
ChatGPTのトップ画面の左サイドメニューにある「Explore GPTs」から、GPT Storeに入れます。
トップ画面には公式のGPTsがカテゴリー別に並んでいるので、最初は公式のものから触ってみるのもよいと思います。
GPTsは、ChatGPT Plusの加入者なら誰でも使えるので、使うための個別の費用はかかりません。
収益化の仕組みは、Kindle Unlimitedに近いものになるのでは、と私は予想していました。
Kindle Unlimitedは、月額980円を払う読者が対象の本を読むと、1ページあたり0.4〜0.45円が著者に入る仕組みです。
GPT Storeも、利用回数に応じて収益が入る形になるのではないでしょうか。
作ってみる:女子高生が答えるKindle出版Q&A
作り方は、GPT Storeを開いて、右上の「+GPTを作成する」をクリックします。
作成画面が開き、左がGPTsを作る画面、右がプレビューです。
左のメッセージ欄に、作りたいGPTsを入力します。
今回は、Kindle出版の質問に答えるGPTsを作ることにして、「Kindle出版の悩みを解決するGPTsを作りたい。回答は日本語にしてください。」
と頼みました。
ChatGPTが「キンドル ヘルパー」という名前の案を出したので、「Kindle出版Q&A」に変えてもらいました。
名前が決まると、アイコンも作ってくれます。
「優秀で可愛い女子高生のアイコンにして」「電子書籍が連想できるように、手にタブレットを持たせて」と細かく直して、確定しました。
性格と役割の指示
次に、このGPTsの性格や役割について質問されます。
どのくらい詳しく答えるか、どう振る舞うか、という質問です。
私は、「【女子高生の設定】一人称は『私』。明るくて真面目な普通の女子高生。【口癖】『おはよう!今日はどんな悩みを抱えているの?』『Kindle出版は、ポイントさえ押さえれば難しくないんだよ!応援してるね』『今日も部活でへとへと~さて、今日は何に挑戦する?』『なんだか疲れてるみたい・・・ちゃんと休むのも大事だよ』と、現役の女子高生が話すような会話を交えて、質問者が女子高生と話している気分になる回答にしてください。【会話の長さ】会話は簡潔に。Kindle出版のノウハウを教えるときは長文でもいいけれど、箇条書きで、初心者にも分かるように。」
と伝えました。
会話してテストして、直す
試しに、「A+コンテンツを作るべき?」
と聞いてみました。
「はい」か「いいえ」で答えて、理由も教えて、と頼むと、答えは「はい」でした。
内容は間違っていませんが、女子高生らしくないし、初心者には少し難しい内容です。
そこで、設定の項目を直しました。
設定する項目は、Name(GPTsの名前)、Description(説明文)、Instruction(GPTsへの具体的な指示)、Conversation starters(最初の会話の例。最大12個まで追加できますが、トップ画面に表示されるのは先頭の4個だけです)。
Instructionには、難しい言葉をできるだけ使わない、専門用語には必ず補足を入れる、敬語ではなく女子高生らしい言葉遣いにする、会話は日本語で行う、の4つを足しました。
同じ質問をすると、「こんにちは!Kindle出版の質問、待ってました!答えは『はい』です。……これでA+コンテンツの大切さが伝わったかな?でもね、忙しいときは無理しないで、自分のペースで進めるのも大事だよ!」
と、すっかり女子高生らしい会話になりました。
専門用語の説明も、分かりやすくなっています。
名前、アイコン、性格、口調。
会話をしながら設定していくだけで、GPTsが作れます。
作成者名を自分のドメインにする
もう一つ、私が試した使い方があります。
2023年10月から、ほぼ毎日ChatGPTとGPTsを使ってきて、「GPTsを集客に使えないかな」と考えたのです。
作ったGPTsの画面をよく見ると、名前の下に「By」と作成者名が出ています。
初期設定は本名で、たとえば「By Shinkichi Kamiuchi」と表示されます。
この部分を、自分が取得しているドメイン名に差し替えられます。
ドメイン名にすると、クリックして、そのドメインのトップページ(ブログなど)に来てもらえます。
GPTsの利用者が増えるほど、トップページに来てもらえる可能性も上がります。
クリックしてほしければ、ドメイン先のサイトの内容を、詳しく説明しておくと、クリック率が上がるかもしれません。
2024年2月時点では、GPTsはいくつでも作れました。
むやみに作るのはよくありませんが、役に立つと思えるものなら、どんどん作って公開しましょう。
本名を出したくない方にとっても、ドメイン表示は便利です。
設定の手順は、次のとおりです。
- 左下の自分の名前をクリックして、メニューを開く
- 「プラス設定&ベータ」を開き、「ビルダープロフィール」を選ぶ
- デフォルトでは「名前」がオン、「ウェブサイト」がオフ。本名を出したくなければ、名前をオフにして、ウェブサイトを公開にする
- 「ウェブサイト」の欄の下向き矢印を押し、「新しいドメインを確認する」を選ぶ
- 「新しいドメインを検証する」の画面で、ドメインを入力して送信(「http://」「https://」は不要)
- レンタルサーバーのサイトで、DNSレコードを設定する。管理画面にログインして、「ドメイン」の「DNSレコード設定」から対象のドメインを選択する
- 種別を「TXT」にして、内容欄に、ChatGPT側の「ドメインを管理する」に書かれたコードをコピペし、確認画面から確定する
TXTレコードは、灰色の枠に書かれた英数字の羅列で、右のアイコンでコピーできます。
サーバー側で入力を終えてから、ChatGPT側に反映されるまで、20分ほど待ちます。
少し時間を置いて「確認」ボタンを押せば、設定は完了です。
設定自体は難しくありませんが、レンタルサーバーのDNS設定を触るので、画面の表記はサービスで違います。
迷ったら、サーバー会社のマニュアルで「DNSレコード」「TXT」の設定方法を確認しながら進めて下さい。