部下の育成や、若手との距離の取り方に悩む管理職は、多いのではないでしょうか。

この回では、幹部候補2人の育成プランと、20代の部下との関係づくりを、ChatGPTに相談した結果を紹介します。

部下の育て方に迷っている方は、ぜひ読んで下さい!


育成と距離感は、管理職の悩みどころ

管理職の悩みで、いちばん多いのは、部下の育成ではないでしょうか。

今回は、育成と、若手との距離の縮め方を、ChatGPTに相談しました。


ケース1:将来の幹部候補2人を、どう育てるか

上場している専門商社で課長代理を務める方が、将来の幹部候補として、2名の社員を選びました。

2人の将来の役職と職務は決まっていますが、育成の具体策はまだこれからです。


社員A(女性・28歳)は、最終学歴が大学卒業で、TOEIC850、英検準1級。

仕事は、海外支店との会議やマーケティングです。

性格は明るくおおらかで、無駄な残業が嫌い。

業務効率化を徹底して、残業削減に貢献しました。

若手だけでなく、50代以降のベテラン社員にも慕われており、本人にも出世の意欲があります。

課題は、現場の経験は豊富ですが、マネジメント経験がほとんどないことです。


社員B(男性・34歳)は、大学院(修士)修了で、MBAを持ち、TOEIC900。

営業部の係長として現場を担当しており、マネジメントの経験は3年です。

仕事には自他ともに厳しく、昨年、子どもが生まれて、プライベートも楽しんでいます。

仕事への姿勢が一貫していて、経営層は全員一致で幹部にしたいと考えています。

課題は、新入社員にも仕事で容赦しないところで、もう少し寛容になってほしいそうです。


上場している専門商社で、課長代理を務めています。

将来の幹部候補として、2名の社員を選びました。

2名の将来の役職と職務は決まっていますが、具体的な育成方法はこれから考えます。

育成プランをどう組み立てればよいか、社員AとBそれぞれについて教えてください。

(上のプロフィールを、社員ごとに箇条書きで入力)


性別、年齢、学歴、資格、性格、功績、抜擢する理由、課題まで書くのが、ポイントです。


AさんとBさんで、提案が変わった

Aさんへの提案は、次のとおりです。

リーダーシップとマネジメントの研修(意思決定、対立解決、時間管理、委任のコースやワークショップ)、マネジメント経験が豊富な社内の人をメンターにすること、プロジェクトマネジメントの研修(マーケティングや海外支店との連携に必要な、アジャイルやスクラム)、他部門の経験で会社全体の運営を理解すること、あらゆる年代の社員と働くためのコミュニケーションと長期計画への参加、定期的なフィードバックとレビューです。


Bさんへの提案は、寛容性と対人スキルの研修(対立解決、共感、コミュニケーションで親しみやすさを身につける)、リーダーシップ開発(コーチング、チームビルディング、部下を奮い立たせる方法)、委任のトレーニング(幹部としてチームを信頼し、責任を任せる)、新しく親になったBさんのニーズを支える仕事と私生活のバランス、メンター、チーム内のフィードバックの仕組み、異なる文化への理解の研修、定期的なチェックインでした。


どちらも、研修、メンター、実地経験を組み合わせ、進み具合を見て計画を見直すことが大切、とのことでした。

少し難しい用語も出ますが、分からない言葉があれば、ChatGPTに追加で質問できるので、安心して下さい。


ケース2:20代の部下との会話を増やしたい営業部長

忙しい上司ほど、部下と話す時間が足りなくなりがちです。

2023年にアニメ化されたオフィスラブコメの漫画のように、上司と部下が私生活まで楽しめる余裕があれば理想ですが、現実はそれほど甘くありません。


都内の大手サービス業に勤める42歳の男性が、これまでの功績を評価されて、営業部長に就任しました。

同期の社員の多くには慕われていますが、20代の新入社員とは、明らかにコミュニケーションが足りないと感じています。

営業部では、AIなどの新しい技術で営業の生産性を高めるプロジェクトが始まります。

そのため、若手との会話を増やしたい状況です。

自分のプロフィールは、趣味が釣りとキャンプ(アウトドア系)。

仕事では少し厳しめですが、プライベートでは仕事を忘れて思いきり楽しむタイプです。

妻は来年出産予定で、業績が上がったら、年2回の賞与のほかに決算賞与を部員に出したい(取締役会の了承済み)と考えています。

若手社員は5人で、大学卒が3人、大学院修了が2人、全員が文系。

全員一生懸命に頑張っているものの、熱意を持って取り組んでいる人がいません。

目標は、若手が自分から動いて仕事に取り組むようになることです。


都内の大手サービス業に勤める40代前半の男性です。

営業部長に就任しました。

同期にはよく慕われている一方で、20代の新入社員とは、会話が足りていないと感じています。

営業部では、AIなどの最新技術で、営業の生産性を向上するプロジェクトが始まります。

若手社員と密にやり取りするための、具体的な進め方を教えてください。

(続けて、私のプロフィールと、若手社員についてを箇条書きで入力)


返ってきた12のアプローチ

趣味や性格まで書いたので、アウトドアを使った提案も入りました。

  • オープンな窓口:定期的な1対1の面談やチームの話し合いで、質問やフィードバックを気軽に出せるようにする
  • メンタリングとコーチング:経験者が若手のキャリア発展を指導し、仕事を会社の目標やキャリアの成長と結びつけて伝える
  • 積極的なリスニング:話を注意深く聞き、追加の質問をして、相手の視点を理解する
  • 柔軟な働き方:個人の働き方の好みやニーズを認め、ワークライフバランスを保てるようにする
  • 仕事の外での交流:キャンプや釣りなど、趣味に合ったアクティビティで、リラックスして知り合う
  • テクノロジーの活用:デジタルのツールに慣れた若手に合わせて、継続的な議論に使う
  • 職業的成長の機会:新しい技術や営業戦略に関する研修を用意し、挑戦的なプロジェクトを任せる
  • 感謝と認識:貢献と成果を、チーム内でも経営層にも伝える
  • 明確な期待の設定:役割とプロジェクトの目標、仕事の重要性を伝える
  • ポジティブな職場文化:年齢にかかわらず、評価され尊重されていると感じられる環境
  • 共感を示す:世代の違いによる視点や優先事項を理解する
  • プロジェクトへの情熱を示す:AIプロジェクトが会社の将来にどう影響するのかを、熱意を込めて伝える

こうした戦略で世代間のギャップを埋め、若手が「価値を感じ、理解されている」と思えれば、自発的に働くという目標も達成しやすくなる、とのことでした。

ChatGPTの答えのすべてを、すぐに実行できるとは限りません。

少しでもできそうなことから、自分で考えながら進めて下さい。