商品を作っても、知ってもらえなければ売れません。

かといって、販促文を一から書くのは骨が折れますよね。

この回では、販促メール、広告原稿、キャッチコピーの3つを、ChatGPTに下書きしてもらった結果を紹介します。

売る側の文章作りに悩んでいる方は、ぜひ読んで下さい!


通販会社で見た、メールの威力

以前、私は通販会社で働いていました。

自社ECサイトの登録者へ販促メールを送ったところ、数名の方が商品を買ってくれたことがあります。

今回は、ダイエット食品を販売している会社を想定して、販促メールのプロンプトを作ってみます。

ターゲットは、減量をしたい30代前半の女性です。


販促メールの依頼

あなたは、ダイエット食品を扱う通販会社のマーケターです。

食後に食べるだけで減量をサポートする「スリムボディゼリー」の販促を担当することになりました。

お客様が購入したくなる、魅力的な販促メールを作ってください。


【特徴】青りんご味とイチゴ味の2種類で、デザート感覚で食べられる/食べると満腹感があり、食事の量が自然に減る


【セールスポイント】通常は1か月分2,980円のところ、9/20までの申し込みで、ずっと毎月1,980円で届く/30食分(1日1食)のパックが定期配送されるので、買い忘れがない/気に入らなければいつでも解約でき、解約手数料もかからない


【ターゲット】仕事や家事に追われる、20〜40代の女性


このプロンプトを英語に直して送り、出力された英文を日本語に訳しました。

かなり本格的な販促メールが出ました。

構成は、次のとおりです。

  • 件名:「スリム・ボディ・ゼリーで理想のボディへ - スペシャル・オファー実施中!」
  • 導入:制限の多いダイエットや、忙しいスケジュールに合わせられない運動にうんざりしていませんか、と共感する
  • 罪のないデザート:青りんごとイチゴの2種類のゼリーを、デザートのように味わいながら減量に近づける
  • 満腹感:1回食べるだけで満足感が得られ、不要なスナックや食べ過ぎが抑えられる
  • 期間限定のオファー:9月20日までの申し込みで、通常2,980円の1か月分が1,980円(33%オフ)
  • 定期便:毎月、1日分30包が届くので、なくなる心配がない
  • 満足保証:解約料は一切かからない
  • 行動の呼びかけと追伸:「お早めに!今回の特別キャンペーンは9月20日までです」

これはGPT-3.5で作ったものなので、有料版のGPT-4を使えば、もっと精度を上げられます。

月3,000円(20ドル)の投資です。

当時は、有料版でGPT-4を選べました。

2026年10月時点では、GPT-4という選択肢はなく、プランが無料・Go・Plus・Proに分かれています。


そのまま送らず、人の手で直す

日本語に不自然な箇所はあるものの、販促メールの叩き台としては十分でしょう。

もちろん、そのままお客様に送ることはできません。

人間の手で、しっかり直す必要があります。

大企業なら専門のマーケティングチームがあるので、販促メールの作成も難しくないでしょう。

一方、人数の少ない中小企業では、作る時間がなかなか取れません。

私が勤めていた会社でも、定型業務に追われて、マーケティングまで手が回りませんでした。

少し業務が落ち着いたころ、上司が「販促メールを作ってみようか」と言い出しました。

上司と一緒にメールを作り、自社ECサイトの登録者へ送ってみたところ、10名ほどから注文が入りました。

自社でECサイトを持っている方は、このプロンプトを応用して、ぜひ販促メールを送ってみて下さい。

登録者の数にもよりますが、申し込みがゼロということは、まずないでしょう。

自社サイトであれば、メールを送る費用はほとんどかかりません。

送るだけで売上が立つのなら、試す価値は十分にあります。


Google広告の原稿は、10案出してから選ぶ

どれほど素晴らしい事業を始めても、知ってもらえなければ意味がありません。

広告とキャッチコピーも、ChatGPTに考えてもらいました。

Kindle出版サポートサービスを例に、Google広告の原稿を作ってもらっています。


Kindle出版サポートサービスのGoogle広告を制作しています。

次の条件で原稿を出力してください。


【ターゲット】集客に悩む経営者/SNSフォロワーが1万人以上の方/Kindle出版を副業にしたい方


【USP】ベストセラーやロングセラーの実績がある/出版までしっかり伴走する


見出し、説明文、「ベストセラーになる方法」「しっかりとしたサポート」「今日から始めよう」などの小見出し、行動を促すボタン、連絡先の欄まで、広告のひな形が出ました。

広告の例は、見出しが「Kindle出版で成功をつかもう」、説明が「事業を広げたい経営者のみなさん、ソーシャルメディアのフォロワーが1万人を超えるみなさん、Kindle出版を副業にしたいみなさん、お待たせしません!」

といったものでした。

広告としては、微妙です。

やはり、ChatGPTにすべてを任せるのは難しく、人間が書き直す作業が欠かせません。

これからは、ChatGPTを使いこなして、実務に耐えるアウトプットを出せる方が成功するのではないか、と考えています。


キャッチコピーを作る

会社やサービスには、キャッチコピーが欠かせません。

これもChatGPTにフル活用してもらいましょう。

出来にばらつきがあるので、10案ほど出してもらうのがコツです。

題材は、カフェのキャッチコピーです。


カフェのキャッチコピーを考えてください。


【特徴】海外から直輸入したコーヒーや紅茶が楽しめる/都心のターミナル駅から徒歩5分以内


【コンセプト】仕事の疲れをほぐす落ち着いた雰囲気/チェーン店にはない新鮮なドリンク


出てきたのは、「世界の味を楽しむ、都会のオアシスを」「一杯ごとに世界旅行」「街の中心から数分、静かな場所でコーヒーを」「日常の喧騒を離れて、私たちの静かな場所でひと休み」「世界中の味をカップに」などです。

本格的なコピーが並びました。

出力に納得できなければ、何回でも出し直してもらえます。

人間の社員と違って、何度ダメ出ししても、怒られたり落ち込まれたりすることはありません。

気兼ねなく、どんどん活用して下さい。