本業が軌道に乗ってきたら、次は何を始めればいいのでしょうか。

また、仕事のミスが減らなくて悩んでいませんか?

この回では、横展開の事業アイデアを出してくれるGPTsと、仕事を細かく分けてチェックリスト化する方法を紹介します。

事業を広げたい方や、ミスを減らしたい方は、ぜひ読んで下さい!


マーケティングに強いGPTs

ビジネスやマーケティングに使えるGPTsを取り上げます。

「Marketing GPT」は、マーケティング戦略やキャンペーンの計画づくりを助けてくれるAIツールです。

市場分析、戦略の開発、キャンペーンの最適化について、専門的な洞察を提供するとされています。

海外製のGPTsですが、プロンプトの最後に「回答は必ず日本語で生成してください。」

と入れておけば、日本語で答えてくれます。

入力を忘れると英語で返ってきて、翻訳の手間が増えるので、注意して下さい。

なお、GPTsの説明の下にあるドメインのリンクを押すと、チップ(投げ銭)を送るページが開きます。

決済する必要はないので、間違って決済しないよう気をつけましょう。

このGPTsを含むカスタムGPTsは、2026年12月11日に提供が終わる予定です(OpenAIが2026年9月に案内)。

同じ質問は、ChatGPTに「マーケティングの専門家として答えて」と頼めば試せます。


横展開の事業アイデアを聞く

Kindle出版を副業でしている方が、関連事業を横展開したい、という設定で聞きました。


AmazonでKindle書籍を出版しています。

読者やファンも増えて順調ですが、Kindle出版に関連する事業を始めたいと考えています。

おすすめの事業があれば、教えてください。

(出力条件)日本語で回答。

おすすめの事業を最大5つ。

おすすめする理由は、具体的に分かりやすく。

  • オンライン講座やワークショップの開催:出版の経験を活かして新たな収益源になり、読者と直接やり取りもできる
  • 関連グッズの販売:キャラクターグッズやオリジナルノート、しおりなど。ファンに喜ばれ、書籍のプロモーションにもなる
  • コンサルティングサービス:他の作家や出版を目指す人に、マーケティング、編集、デザインなどを助言する
  • オーディオブックの制作・販売:異なるフォーマットで新しい顧客層にアプローチできる
  • 特定のテーマに特化したブログやサイトの運営:SEO対策でトラフィックを集め、広告やアフィリエイトの収入を得る

かなり本格的な事業を挙げてくれました。

そこで、「その他に横展開できる事業があれば、できるだけ多く教えてください」と追加で頼むと、編集・出版サービス、ライティングコースの提供、電子書籍化サービス、コンテンツマーケティングのエージェンシー、作家のためのマーケットプレイスの運営、ゴーストライティング、マーケティング・広報サービス、翻訳・多言語版サービスの8つが出ました。

これまでChatGPTにビジネスの質問をしても、精度の高い答えは得にくかったのですが、このGPTsは、かなり具体的でした。


実在の横展開を、ネット検索で調べる

Kindle出版をしている個人が、そこから広げているビジネスを、5〜10個教えてください。

検索したサイトのURLも教えてください。


(抽出条件)すぐに実践できる事業。

初期費用がない、もしくは少額。

SNSや書籍で集客をやりやすい。

回答は必ず日本語で。


「検索したサイトのURLも教えて」と頼むと、根拠を確認できます。

答えは、ネットショップ運営(BASEやSTORESなど無料で作れるサービスの活用)、フリーランスのエンジニアやデザイナー、Webライター、アフィリエイト、コンテンツビジネス(PDFや動画の教材の販売)、プログラミングやWebデザイン、データ入力や資料作成の7つでした。

いずれも、初期費用が少なく、デジタルマーケティングで集客できるものです。

ちなみに私は、今のところブログを育てている最中です。

毎月、広告収入を少しいただいているので、横展開としては成立しています。

ビジネスアイデアを集めたい方に、おすすめのGPTsです。


仕事を「因数分解」して、チェックリストにする

「因数分解」というと、中学校の数学を思い浮かべる方が多いでしょう。

ここで紹介するのは、仕事の因数分解です。

大きな仕事を、細かな作業に分けていくことです。

私は数か月前まで、医療機器の配送管理の仕事に就いていました。

やるべきことが多く、1つの抜けや漏れも許されない、シビアな仕事です。

ミスを防ぐため、作業を細かく分けてチェックリスト化して管理したところ、ミスがぐっと減りました。

もし毎日のように残業や休日出勤が続いているなら、会社から異常な量の仕事を任されているか、タスク管理が足りないかの、どちらかです。

前者なら、迷わず退職しましょう。

後者の可能性が高いなら、仕事を細分化することで、残業を減らせるかもしれません。


レベル1:ゼロから細分化してもらう

私の本業であるKindle出版を、分解してもらいます。

ChatGPTにどのくらいの能力があるか分からなかったので、2段階に分けて聞きました。


私の本業はKindle出版です。

仕事の一部を外注したいのですが、任せる範囲を決めかねています。

Kindle出版の作業を、できるだけ細かく洗い出してください。

タイトルを考える段階から出版するところまで、できる限り細かくお願いします。

簡単な説明も添えてもらえると助かります。


答えは、13のタスクでした。

市場調査とニッチ選定、タイトルとサブタイトルの考案、アウトライン作成、コンテンツの執筆(または執筆の指示)、編集と校正、フォーマットとレイアウトの調整、表紙デザイン、価格設定、キーワードと説明文の最適化、出版プラットフォームへのアップロード、マーケティングとプロモーション、レビュー獲得のための戦略立案、販売データの分析と改善策の実施。

外注する際は、専門性の高い部分(デザインや編集)と、時間のかかる作業(執筆や市場調査)を中心に考えるのがよい、各タスクに詳しい指示と期待する成果物の質を明確にすることが成功の鍵、という助言もありました。

ある程度は細かくなりましたが、まだ細分化できます。


レベル2:自分で作った一覧に、足し引きしてもらう

新しいチャットを立ち上げ、自分で細分化したタスク一覧(市場調査、仮タイトルの考案、構成案の作成、本文の執筆、原稿の編集、表紙デザイン、価格設定、書籍説明文の作成、KDPへのアップロード、SNSでの新刊宣伝、読者リストの獲得、販売データの分析と改善)を渡して、足りないタスクと不要なタスクを指摘してもらいました。


できるだけタスクを細かく分けてみましたが、抜けがあれば追加してください。

詳しい説明はいらないので、タスク名だけ教えてください。

タスク一覧の順に出力して、足りないタスクは太字、不要なタスクは取り消し線で示してください。


太字と取り消し線で、足し引きを見せてもらうのがポイントです。

ChatGPTは、「SNSでのマーケティング戦略立案」「読者コミュニティの構築・運営」「レビューの集約と分析」を、追加のタスクとして挙げました。

Kindle出版には、まだまだやることがありますが、きりがないので、今回はここまでにします。


Excelのチェックリストにする

最後に、Excelに貼り付けられるチェックリストを出力してもらいます。

「出力された項目でチェックリストを作りたいです。Excelに貼り付けられる表にしてください」

と頼むだけでは、Excelに貼れる形式になりませんでした。

そこで、「普通の表にしてください」と一言足します。

コードの枠の左上にある「Copy code」を押して、メモ帳に貼り付ければ、テキストデータの完成です。

それをExcelに取り込み、左に1列挿入してチェックボックスを作れば、本格的なチェックリストになります。

ご自身の仕事も、ぜひ因数分解してみて下さい。

ただし、個人情報や顧客情報、機密情報の書き込みは、厳禁です。

学習させない設定にしていても、機密情報は入力しない、というのが基本です。