短い一言の言葉選びや、色の組み合わせは、意外と時間を取られますよね。

この回では、ボタンの添え書き、セミナー名、難しい文章のやさしい言い換え、配色パレットという4つの悩みを、ChatGPTに相談した結果を紹介します。

デザインや集客の言葉選びに悩んでいる方は、ぜひ読んで下さい!


4つのプロンプト

文章や色づかいで悩んだときに使える、4つのプロンプトを紹介します。


マイクロコピーを作る

マイクロコピーは、入力フォームやボタンの近くに置く、ごく短い案内文です。

見ている方に、行動を促すために置きます。

CV(コンバージョン)への影響が大きいため、とても重要です。

LPのボタンに添える文言を題材にしました。

「Kindle出版サポートのお問い合わせはこちら」の一言を、10案出してもらいます。


Kindle出版の支援サービスのLPを作っている最中です。

「Kindle出版サポートのお問い合わせはこちら」の隣に置く一言を、10パターン考えてください!

【ゴール】Kindle出版サポートへの申し込み 【条件】お客様の不安を和らげること。

思い切って連絡してみよう、という気持ちにさせること。


「ご安心ください。私たちにご連絡いただければ、Kindle出版を簡単にします」

といった10案が出ました。

文章が少し長かったので、短くしてもらいました。

あとは、機械的な言い回しを柔らかく直せば、マイクロコピーの完成です。


セミナー名を決める

コロナ禍をきっかけに、ウェビナー(オンライン開催のセミナー)が一般的になり、個人事業主や小さな会社でもセミナーを開きやすくなりました。

ただ、セミナーの内容は決まったのに、セミナー名に悩む方も多いでしょう。

今回のセミナーのテーマは、「AIで業務を効率化して、働き方を改革する」です。

実は私は、業務効率化がとても好きで、昭和生まれなのに、昭和の働き方が大嫌いです。


あなたは、AIツールの使い方を発信しているIT企業で、マーケティングを担当しています。

AIで個人事業主や中小企業の業務を効率化するセミナーを開きます。

申込がたくさん入るセミナー名にしたいので、候補を10個挙げてください!

【ターゲット】個人経営者/中小企業の経営者 【ターゲットの業種】製造業/小売業/飲食業(IT以外のすべて) 【狙い】AIを使った業務の効率化。

効率化で残業時間を減らす。

売上を伸ばして、会社の事業を広げる。


最初に出た10案は、「AIエンパワー:小規模事業者向けビジネス効率向上セミナー」「AIアクセル:中小企業の効率向上を変革する」といったもので、どれもピンときませんでした。

そこで、「もう少しひねった名前にして」と頼むと、IT初心者にも伝わりやすい名前に変わりました。

  • 未来への第一歩:AIで会社を進化させるセミナー
  • AIビジネス入門:手軽に効率アップ
  • IT初心者も歓迎:AIで仕事を改善するセミナー

最初の案と比べると、ずっと分かりやすいセミナー名です。

とはいえ、ChatGPTの候補から良いものを選び、磨き上げる作業は、人の役目です。

AIの出力をそのまま使っても、なかなかよい結果にはなりません。

仕上げは、やはり人間の仕事です。

私が考えた名前は「ビジネス革命を体感できるAI活用セミナー」です。

みなさんも、人が集まりそうなセミナー名を、ぜひ考えてみてください。


難しい文章をやさしくする

世の中には、難解な文章があふれています。

特に、契約書や利用規約、法律は、「もっと分かりやすくしてくれ」と思ってしまいますよね。

難しい文章を、やさしい文章に言い換えてもらいましょう。

次の文章を使いました。


「年間所得が少ない自由業者の事務負担を増やすおそれがある本制度は、早急に撤回すべきである。」


目安として、中学2年生でも理解できる文章をお願いしました。


あなたはプロのライターです。

次の文章を、中学2年生にも分かる簡単な文章に言い換えてください。

【出力のルール】むずかしい漢字は、ひらがなに開く。

すぐに内容が伝わる文章にする。


ChatGPTの答えは、「収入の低いフリーランスにとって、この制度は負担が増えるおそれがあるので、早くやめるべきだと思います」でした。

これを私が書き直したのが、「収入が少ないフリーランスにとって、この制度は負担になるかもしれないので、早くやめるべきだと思います。」

です。

あなたも、自分の言葉で、もっと分かりやすい文章に直してみましょう。

ちなみに、この制度は、本気でなくなってほしいと思っています。


配色に悩んだらパレットを作ってもらう

デザイナーやイラストレーターは、作品や納品物の色選びで迷う場面があるでしょう。

そんなときに便利な、カラーパレットを自動で作るGPTs「Palette Creator」を取り上げます。

(2026年12月に終了予定のカスタムGPTsの1つです。配色は、ChatGPTに「ブランドカラーを決めて、5色のパレットを16進数で」と頼む方法でも試せます)


色のイメージから作る方法です。

暖色系のパレットは、「Generate a color palette with warm tones.」で作れます。

日本語でも生成できますが、海外の方が作ったGPTsなので、英語のプロンプトのほうが無難です。

答えは、パレットの画像と、5色の色コードでした。

「1から5の数字を入力して、変えたい色を教えてください」と、色の差し替えまで案内してくれます。

色コード(#で始まる6桁の英数字)も付いてくるので、PhotoshopやIllustratorのカラーパレットに貼り付けて試せます。


自分のイラストから作る方法もあります。

私のオリジナルキャラクター「あかりちゃん」のイラストを読み込ませ、「このイラストからカラーパレットを作ってください」と頼みました。

最初は英語で返ってきたため、日本語にしてもらいました。

ピンクがかった白(#F5D1DE)、濃い茶色(#372625)、白(#FFFFFF)、くすんだピンク(#C2698C)、明るい赤(#BD1F22)の5色でした。

パレットを作るために、裏ではPythonのコードが動いているそうです。

本の表紙や背景の配色を考えるときに便利です。

イラストには5色以上が使われていますが、抽出されるのは代表的な色だけです。

すべての色を取り出せないかも試しましたが、エラーになってしまい、何回やっても解消しませんでした。

すべての色を拾おうとすると、膨大な数になってしまいます(青系の色は、ほとんどが瞳の部分でした)。

代表的な5色を出力してもらうだけにしておくのが、よさそうです。


AIは敵ではない

配色に自信がない方は、Palette Creatorにぜひ力を借りてください。

一人で悩み続けるより、AIの助けを借りるほうが早いです。

AIに仕事を奪われるのではと不安なクリエイターも多いと思いますが、AIには、人間の作業を助けてくれる一面もあります。

使ってみて合わなければ、やめればいいだけです。

AIに抵抗がある方も、一度試してみて下さい。