画像や原稿、Excelのファイルを渡して、そのまま分析してもらえたら便利ですよね。
この回では、OpenAI公式のGPTs「Data Analyst」に、3種類のファイルを渡して、返ってきた答えを自分で答え合わせした結果を紹介します。
ファイルをAIに読ませたい方は、ぜひ読んで下さい!
Data Analystとは
「Data Analyst」は、OpenAIが作ったデータ分析用のGPTsです。
ファイルをアップロードすると、その内容を解析してくれます。
(原稿の執筆時の話。GPTsの終了予定は2026年12月で、ファイルの分析は、ChatGPT本体に直接ファイルを渡して頼めます)
公式のGPTsなので、利用者は多いと思われます。
3種類のデータで試し、答え合わせをしました。
画像:自作のイラストを解析させる
私の本に何度も出てくるマスコットキャラクターのイラストを渡しました。
アップロードした画像を解析してください。
髪の色コード、人物の特徴、このイラストの作者の制作歴は何年だと思うか(根拠も)を教えてください。
返ってきたのは、髪の色コードがおそらく#FF69B4(ピンク)、人物の特徴、そして制作歴は少なくとも3〜5年以上、という答えです。
根拠は、線の安定感、整った色使い、自然なプロポーションでした。
答え合わせは、次のとおりです。
- 髪の色:ピンク → 正解(色コードは完全一致ではないが、かなり近い)
- 髪型:ツインテール風 → ツインテールではないので、不正解
- 目の色:青緑 → 正解
- 服装:ピンクの制服の上着と赤いスカート → 正解
- 表情:明るい笑顔 → 正解
- アクセサリー:リボンのタイ → 正解
ほとんどが正解でした。
制作歴は、描き始めて10年以上ですが、本格的に始めたのは2020年ごろなので、いい線をいっています。
続けて、仕事ができるレベルまで上げたい前提で、改善点を聞きました。
出てきたのは、影のディテールとグラデーション、線の太さの使い分け、細部の描き込み、自然なポーズと背景の追加、服の素材感、光の反射(ハイライト)、デザインの一貫性、人体の構造の練習、リファレンスの活用、ソフトの機能の習熟です。
手厳しい指摘でしたが、自分でも改善が必要だと思っていた点ばかりでした。
Word:過去に出した本の原稿を要約させる
次に、以前に出版した本(現在は出版停止)の原稿ファイルを読み込ませました。
内容を正しく理解できるかを調べるためです。
原稿を解析してください。
内容を500文字前後で分かりやすくまとめてください。
また、この本はあまり売れなかったのですが、売れなかった原因と対策を5つ教えてください。
本書は、4か月で51冊のKindle本を出した経験をまとめたものです。
要約は、的確でした。
執筆時間、印税、売れる本と売れない本の違い、カテゴリー追加やSNSでの販促まで拾えていました。
売れなかった原因と対策は、次の5つです。
- 内容の需要不足 → 出版前に市場調査をする
- 宣伝不足 → SNSやブログ、メールマガジンで発信する
- カテゴリー登録の不備 → Amazonのカテゴリー追加を活用する
- 表紙とタイトルの魅力不足 → プロに依頼するか、人気書籍を参考にする
- 品質管理の不徹底 → 校正と編集を徹底する
さらに、同じジャンルで出すなら、と体系的な手順を聞くと、市場調査とテーマ選定、構成、執筆と編集、表紙とタイトル、出版とプロモーション、フィードバック、継続的な出版とブランド構築の7段階で答えました。
私がすでに実践していたことや、見当外れの部分も多いのですが、初心者には参考になる内容です。
Excel:誤字の指摘は外した
最後に、Excelファイルを分析させました。
女性向けの美容・健康食品の商品開発課が使うマーケティングデータを想定した、私が作ったサンプルです(実在の商品ではありません)。
シートは、ダイエット・美容、商品紹介、お客様の声の3枚で、わざと誤字を入れてあります。
質問は5つです。
シートの枚数、全シートのタイトル、商品名、誤字脱字の指摘、お客様の声からの改善提案。
結果は、次のとおりです。
- シートの枚数(3枚)→ 正解
- シートのタイトル → 正解
- 商品名(ダイエットサプリ、ヒトプラセンタジェル、ダイエットゼリー)→ 正解
- 誤字脱字 → 不正解(句読点を指摘しただけ)
- 改善提案 → 回答なし
質問の仕方を変えて、「3つすべてのシートで、誤字脱字と漢字の変換ミスを確認すること。句読点は無視すること」
「3枚目のC列のレビューをもとに、商品ごとに改善提案をすること」と頼み直しました。
それでも、誤字(「退社」と「代謝」、「原料」と「減量」)は見つかりませんでした。
改善提案も出ませんでした。
使い分けのまとめ
画像の特徴の把握、書籍の要約、シートの構成の確認は、得意です。
逆に、細かい誤字の検出や、短いレビューからの改善案のように、深く読む作業は、外すことがあります。
それでも、Excelファイルを開かずに、ざっくり内容をつかめるのは便利です。
まず試してみて、答え合わせをする習慣をつけて下さい。