パソコンの前にいない時間も、作業を進められたらと思ったことはありませんか?

私は、スマホからパソコン上のClaudeに指示を出す方法を試しています。

この回では、DispatchとRemote Controlの使い方と、AIを日常に組み込むときの現実を紹介します。

外出が多い方は、ぜひ読んで下さい!


スマホから指示を出す仕組みと制限

使い方は、パソコンでClaude Coworkを起動しておき、スマホのClaudeアプリで「Dispatch」のセクションを開いてタスクを伝えるだけです。

たとえば、スプレッドシートのデータからレポートを作るよう頼みます。

Claudeは、デスクトップのファイルやGoogle Drive、Gmail、Slackなどのコネクターを使って作業し、終わると結果がスマホに返ってきます。

Excelのようなデスクトップアプリの操作もできます。

カスタム設定やスキル、MCPとの連携も、そのまま使えます。


ただし制限があります。

パソコンとスマホのアプリが、両方起動している必要があります。

クラウド上で動くわけではないのです。

ネットワークが切れると、自動でタイムアウトします。

パソコンがスリープしないよう、スリープ防止のトグルもオンにしておきましょう。

スマホからは、「完全な指示」を一度に出すのが効果的です。


具体的な使い道

Dispatchでできることは、たとえば次のようなものです。

  • スプレッドシートのデータからレポートを作る
  • Slackやメールを検索し、稟議書を作る
  • Google Drive内のファイルから、プレゼン資料を自動で作る
  • ローカルのデータベースから営業レポートを取り出す

Remote Controlは、開発寄りの使い方に向いています。

帰宅時にコーディングのタスクを始めて外出先から進捗を確認したり、長時間かかる開発をスマホから見守ったり、MCPサーバーを使ったコーディングを遠隔で操作したりできます。


録音した原稿を流し込む使い方と惜しい点

私はKindle原稿づくりにDispatchを使っています。

スマホの録音アプリに原稿を話して録音し、その内容をDispatchに貼るだけです。

パソコン側の出力先フォルダを一度指定しておけば、Claude Codeが書籍のデータを自動で作ってくれます。

最大の利点は、パソコンの前にいなくても作業が進むことです。

移動中に素材を集め、家に帰るまでに形にしておけます。


一方で、フォルダのパスをその都度指定する必要があるのが面倒です。

指定を忘れると、Claudeが別のフォルダを勝手に作って進めてしまったこともあります。

よく使うフォルダを登録して、リストから選べるようになると、使い勝手がぐっと上がります。

さらに、スマホのアプリでは、パソコンのフォルダを直接選べません。

外から使うには、パソコンをロックしないまま起動しておく必要があり、安全面が少し心配です。


実際に使っている人はまだ少数

視点を変えます。

AIユーザー全体のうち、Claude Codeを実際に使っている人は2〜3%、多くても5%ほどだと見ています。

AIで調べた数字なので確実ではありませんが、大きくは外れていないはずです。

ただ、AI関連の仕事をしている人にとっては、話が別です。

私自身、使ってほしいと言われたわけではありません。

それでも、任される仕事がClaude Codeを使えることを前提にしたものになり、使わないと成り立たない状況になりました。


広まった背景には、YouTuberの発信もあると思います。

実際に使う様子を見ると、自分にもできそうだと思えるからです。

私も、毎月のコストへの抵抗で先送りにした期間がもったいなく、もっと早く課金すればよかったと後悔しています。


完全自動化はまだ先。今は待ち時間を使う

正直なところ、業務を丸ごと自動化できている状態ではありません。

許可をバイパスするフルオートに近いモードもありますが、リスクが高いです。

大切なファイルが意図せず書き換わったり、データが復元できない形で消えたりするトラブルが起こりえます。

ワークフローを組んで、継続的に効率化や売上アップにつなげている人も、まだ少ない印象です。

単発ではできても、定着させられるかがこれからの課題でしょう。

当面は、人が確かめながら使うのが現実的です。


そこで意識したいのが、待ち時間を別の作業に回すことです。

ソフトのインストールに30分かかる間は、別の資料を整理したりしますよね。

ずっと画面を見つめて待つ人は、ほとんどいません。

Claude Codeも同じで、スライドの作成などを任せている間に、別のタスクを進めます。

複数のディスプレイがあれば、片方で進捗を見ながら、もう片方で別の作業ができて効率的です。

私は液晶タブレットを含めて3枚のディスプレイを使い、役割を分けています。


業界の外には、まだほとんど広まっていない

広がっているといっても、AI業界の中の話にすぎません。

一般の職場には、まだほとんど届いていません。

最新のデータにも、はっきりした数字では表れないレベルです。

逆に言えば、今から使いこなせるようになれば、十分に差をつけられます。

AI活用を進めている職場の方は、早めに実践しておくと、社内での評価にも影響するかもしれません。

まずは、自宅のパソコンでDispatchを試してみて下さい!