「フリーランスは人気だから、本も売れるはず」と思っていませんか?

私もそう読んで出版し、見事に外しました。

この回では、その原因と、ChatGPTでタイトル案を出す手順を紹介します。

本のテーマを決めかねている方は、ぜひ読んでください。


出版のきっかけは、不安定な収入だった

フリーランスになったのは2020年です。


収入が安定せず、補うためにKindle出版を始めました。


4年ほど続けてきたので、税金のことや仕事の取り方を本にしています。


市場の大きさを数字で見ると

「フリーランスはトレンドだから需要があるのでは」と考える方は多いでしょう。


ところが、実際に活動する人は少数派です。


日本の労働者は約7,000万人(2023年)、フリーランスは約1,600万人(2021年)という数字があります。


2年のずれには目をつぶり、今も同じと仮定して計算すると、約22.8%です。


会社員のかたわら週末に副業でやる人も含まれるので、専業は2割を切るはずです。


これは原稿の執筆時(2024年4月ごろ)に、私が出した試算です。


2026年10月時点では、ランサーズの調査(2025年3月発表)で、2024年のフリーランス人口は1,303万人、労働力人口に占める割合は18.8%とされています。


副業で報酬を得た人も含む、広い数え方です。


原因1:そもそも需要が小さい

自由に働きたい人は多くても、実際に動く人は多くありません。


私の友人も、みんな会社員か公務員です。


日本では今も、正社員は安心、フリーランスは危ない、という見方が根強く残っています。


コロナ禍で増えたとはいえ、情報を求める人はそう多くなかったのでしょう。


実を言うと、私自身もフリーランスの収入だけでは暮らせず、外へ働きに出ることがあります。


原因2:事実を並べただけの構成

読み直すと、自分の経験を羅列しただけの本でした。


具体例を増やして、目指す人の興味を引く作りにしていれば、結果は違ったと思います。


また、私自身がまだ半人前で、質の高い情報を出せていなかったのかもしれません。


原因3:タイトルに力がない

「フリーランスになったらするべきこと」は、分かりやすい反面、印象に残りません。


とはいえ、強いタイトルを一から考えるのは骨が折れます。


そこで頼りたいのが、ChatGPTです。


ChatGPTにタイトル案を10個出させる

私は、まず現状を正直に伝えました。

この題名で本を出したが売れていないこと、もっと印象に残る題名にしたいこと、案を10個ほしいことです。


そのうえで、本の中身も添えました。

保険の話、メンターの見つけ方、情報の集め方と発信、お金まわり、避けたい行動の5本柱です。


返ってきた案の一部は、次のとおりです。

  • 「フリーランス生存ガイド:安全網から収入管理まで」
  • 「ゼロから始めるフリーランス生活:保険から収益化までの全知識」

どの案も、本の中身を踏まえて作られています。


私が特に惹かれたのは、「フリーランス生存ガイド」と「ゼロから始めるフリーランス生活」でした。


気に入る案がなければ、「もっとインパクトのあるタイトルを提案して」と重ねて頼めば、新しい案が出てきます。


案出しは、生成AIに任せるのが近道です!


どうすれば読まれたか:絞り込むか、成功分野に寄せる

「フリーランス」という大きな括りで出したため、読者像がぼやけていました。


たとえば「フリーランスの仕事獲得術」や「Webライターでフリーランスになる方法」なら、注目されやすかったでしょう。


もう1つの手は、実績のある分野に寄せることです。


私は、Kindle出版ではそこそこ成果を出せていると思います。


配当の利回りを3%と仮定すると、1,000万円以上の株を持っている水準です(具体的な額は秘密です)。


会社員が副業で目指すには、ちょうどいい規模だと思います。


Kindle出版でフリーランス収入や副収入を得る方法の本なら、うまくいったかもしれません。