「ポイント10倍」の文字を見ると、つい買いたくなる。

そんな経験はありませんか?

私も昔はそうでした。

でも、誰でも確実に還元率100%を受け取れる方法があります。

それは、買わないことです。

この回では、その理由と、私が1年間に買ったものを紹介します。

ポイントに振り回されている方は、ぜひ読んで下さい。


100%還元の正体は「買わないこと」

数年前に、あるスマホ決済が大規模な還元を行ったことがあります。

家電量販店では、「抽選で100人に1人が全額無料」という企画もありました。

当たれば嬉しい企画ですが、お店が全員に100%を返したら、商売は成り立ちません。

ふつうに考えて、うますぎる話はないのです。


ところが、発想を変えると、年齢を問わず、日本に住む誰もが、確実に、条件なしで、100%還元を受けられます。

答えは、買わないことです。


数字で確かめましょう。

2,000円のスマホケースが、ポイント10%還元の対象だとします。

買えば、2,000円を払って、200円分のポイントが戻り、実質の負担は1,800円です。

お得に見えます。


では、買わなかったら?

ポイントは入りませんが、財布の2,000円は、1円も減りません。

買えば1,800円の出費、買わなければゼロ。

買わない選択は、実質100%還元、いや、それ以上の価値があるのです。


10%還元の裏では、90%が出ていく

「10%還元」は、裏から見れば、お金の9割が出ていく、という意味です。

買わなければ、流出はゼロで、全額が手元に残ります。


大げさに聞こえるかもしれません。

でも、ポイントを貯めたいがために、不要な物を買う人は、驚くほど多いです。

お店が、お得感を演出して買い物を促すのは、資本主義の当たり前の姿で、責めるつもりはありません。

それでも、ポイントが付くという理由だけで買うのは、やめて下さい。


ティッシュのために怒った主婦

ある国民的アニメの話を紹介します。


専業主婦のAさんは、ガソリンスタンドのポイントを貯めて、ティッシュ5箱パックを手に入れようとしていました。

カードの期限が近く、あと1回の給油で、交換できる状況です。

そんなとき、旦那さんの部下のBさんが、車を借りて外出しました。

返しにきたBさんは、お礼の気持ちで、ガソリンを満タンにしてくれました。


ところが、Aさんは激怒します。

「あと1回で、ティッシュがもらえたのに、なぜ満タンにしたの」と。


冷静に考えると、おかしな話です。

高く見積もっても500円ほどのティッシュのために、数千円のガソリン代が浮く機会を、怒って台無しにしているのです。

ガソリンが満タンになったほうが、家計は得をしますよね。


アニメの笑い話ですが、現実にも似た人はいます。

「ポイントがつかないと損」「スタンプが埋まらないと気持ち悪い」と、ポイントカードに頭を支配されているのです。

本来は要らないものを、ポイントのために買うのは、お金を増やすうえで、いちばん無駄な行動です。

貯めるためだけのポイントカードは、破り捨てたほうがいいかもしれません。


ただし、買い物のついでに自動で貯まるポイントは、ふつうに使って構いません。

避けたいのは、ポイント目当ての買い物です。


買う前に、自分へ3つ質問する

では、どうすればいいのか。

買い物のたびに、自分へ次の問いを投げかける癖をつけましょう。

  • 「これは、本当に必要か?」
  • 「なぜ、買いたいのか?」
  • 「今日買わないと、困るか?」

最初は面倒でも、続けるうちに、物欲のフィルターが働き出します。

「欲しいと思ったけど、買ったらお金が減るだけだ。やっぱり、要らないな」

と、自然にブレーキがかかります。


私が1年間に買ったもの

私が直近の1年に買った高額な品は、数えるほどです。

  • 仕事用の安いノートパソコン(約7万円)
  • 領収書を整理するスキャナー
  • 動画用のコンデンサーマイク
  • イラストの練習用の左手デバイス
  • 家族の中古車購入費の一部
  • 型落ちのiPhone

本当に必要なものだけです。

その結果、お金が自然に貯まり、毎日も充実しています。

お金を使わなくても幸せになれる。

この事実に、気づけたからです。


必要なものは買い、不要なものは切る

生活に欠かせない日用品や、仕事に必要な機材は、迷わず買って下さい。

物価が上がっているので、必要な投資は、惜しまないことです。

ただ、「ポイント還元」の甘い言葉につられて、要らないものまでカゴに入れるのは、やめましょう。


還元率は、1%より10%、10%より20%が嬉しいのは、当然です。

ならば、究極の還元率、つまり「買わない=100%還元」を目指すのが、いちばん合理的です。

必要なものはすぐ買い、要らないものは徹底して切る。

このルールだけで、お金は確実に増えていきます。