収入が少ないから、貯金なんてできない。
そう思っていませんか?
私は、平均年収以下のフリーランスですが、昨年は100万円以上を、貯蓄や投資に回せました。
決め手は、収入ではなく、考え方でした。
この回では、「足るを知る」と「残クレで買ったつもり」という2つの視点を紹介します。
貯金が苦手な方は、ぜひ読んで下さい。
いまの暮らしに、満足していますか
多くの方は、何かしらの不満を抱えています。
外食が減った、旅行に行けない、美容院を節約している、子どものために自分は我慢ばかり。
物価高で、苦しさを感じている方も多いでしょう。
でも、いったん冷静に見渡してみて下さい。
ある程度の収入があり、住む家がある。
大きな病気やトラブルがなければ、私たちは、本来、十分に恵まれた土台の上にいます。
平均年収以下で、年100万円以上を貯めた私
私自身の話をします。
私は、都心でフリーランスをしていて、年収は、平均を下回ります。
それでも、昨年の1年間で、貯蓄と投資に回した額は、100万円を超えました。
「都心で、平均以下の収入で、どうやって?」
と不思議でしょう。
答えは単純です。
多くの人はお金を使いすぎている、と気づいて、暮らしを整えたからです。
ひもじい思いはしていません。
むしろ、自分なりにはかなり贅沢に暮らしている、という自負があります。
「足るを知る」は、我慢ではなく、見方を変えること
足るを知る、というのは、我慢することではありません。
見方を変えて、すでにある豊かさに気づく作業です。
世界には、1日3ドル未満(世界銀行が示す極度の貧困ライン)で暮らし、飲み水にも困る人たちがいます。
日本の歴史を振り返っても、戦時中や戦後すぐに比べれば、いまの暮らしは、信じがたいほど恵まれています。
残クレで買った「つもり」になる
最近、YouTubeや広告で、「残クレ(残価設定型クレジット)」を見かけます。
車だけでなく、スマホや、住宅ローンにまで、残クレ型が現れました。
数年後の売却価格をあらかじめ見積もり、その分を引いた金額を分割で払う仕組みです。
返却時に、事故や傷、走行距離で、追加の支払いが発生することもあります。
私は、これまで残クレを使ったことがありません。
車もスマホも、一括払いか、通常のローンでした。
それでも、「残クレで買ったつもり」の心構えは、いまの時代に、とても役立つと考えています。
買った日から、いつか売る、あるいは下取りに出すと想定して、丁寧に扱う、という発想です。
残クレの車は、傷や劣化で査定が下がると、自己負担が増えます。
そのため、自然に、大切に扱うようになります。
この感覚を、実際のローンの有無にかかわらず、すべての持ち物に使うのです。
- スマホ:ケースとフィルムを付けて、落下や画面割れを防ぐ。バッテリーを傷めない充電を心がける
- 車:こまめに洗って、車内を清潔に保ち、点検を欠かさない
日々のちょっとした気配りが、売るときの価値(リセールバリュー)を保ちます。
パソコン、洗濯機、冷蔵庫、エアコンなどの家電や、家具のような、高額なものにも当てはまります。
丁寧に扱うと得られる3つのこと
「残クレで買ったつもり」には、3つの効果があります。
- 壊れにくく、劣化も遅いので、買い替えが減り、家計が助かる
- 売るときに高く売れるので、次の購入の資金になる
- 預かり物を大切にする感覚で、物への愛着が湧き、心と暮らしが整う
物を大切に長く使うこと、先の価値を考えて、いまを丁寧に過ごすこと。
この習慣は、大人だけでなく、子どもにも伝えたい知恵です。
売れる物は高く売れるように、売れない物は長く使い切って、買い替えの費用を抑える。
リセールの視点で物と向き合うのは、確実で賢い節約術の1つです。
必要な物に、お金を集める
残クレという仕組みそのものには、賛否があるでしょう。
それでも、「買ったつもり」の考え方を暮らしに取り入れると、家計も心も、豊かになっていきます。
家族を不幸にするような、無理な節約や、健康を損ねる節約は、おすすめしません。
1つひとつの出費に、「本当に必要か」「なくても困らないのでは」と、丁寧に問いかけて下さい。
たとえば、ショッピングモールへ行くのを、月に1度の特別な日にすれば、楽しさも希少さも、何倍にもなります。
車の外出が減れば、ガソリン代や消耗品代も浮きます。
暮らしの水準を下げるのではなく、いまの自分に必要なものへ、お金を集める。
その先には、収入に左右されない、本当の豊かさがあります。